SARUNOIA - C (Crab Edition)

サルノイア - 1

 むかーしむかし、ある地下都市ところに、狂ったコンピューターがおりました。


 それは狂っておりましたから、ヒトのクローンを作るべきを、動物とヒトを混ぜた生物ミュータントを作りました――[ $ 名前が見つかりません ] へようこそ。MNKYモンキー-I-PCG-1、CRABクラブ-I-CET-1、ともに働けることを光栄に思います。


 それは狂っておりましたから、地下都市は崩壊寸前と理解できず、故障あればテロリストの仕業と断じ、武装ボットを派遣して区画セクターを消滅させました。


 ある日、モンキーとクラブは黒色の廊下を――赤外インフラレッドレッド以上のエリアに入ることは反逆です――歩いていると、モンキーは種を、クラブはスナックの袋を拾いました。


 スナックが欲しいモンキーはスキル「共産主義的政治宣伝コミュニスト・プロパガンダ」を使用。反逆行為。


同志諸君!ウキー! スナックを供出せよ!ウキキキキー!


 失敗。クラブは共産主義を知りました。


 クラブは手の爪を反逆者のモンキーへ繰り出しますが躱されて、たたらを踏み、赤色の廊下に足を踏み入れてしまいました。

 見とがめた警備ボットがクラブへ銃撃。DOW DOW DOW! 死亡しました。


 モンキーは地面に落ちたスナック袋を拾おうとしましたが反逆スターが ☆☆☆☆☆ 、よってボットに処刑されました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る