【AIヤバすぎ!】知的な労働が先になくなるかもしれない!

エテルナ(旧おむすびころりん丸)

【AIヤバすぎ!】知的な労働が先になくなるかもしれない!

以前、将来的に残る仕事を記事に挙げました。

その際に――


【あの記事には〇〇の仕事は大丈夫と書いてあった――と、思っていたはずが……翌日にはAIにできることになりかねないのが恐ろしいところです】


このように記載したのですが、まさにそれが現実に起きはじめています。


2022年11月20日に初リリースされたチャットGPT。

2023年3月14日にはGPT-4が公開されましたが、たった数か月でとんでもない性能を見せてます。


・ライター顔負けの記事や論文を書ける。

・テトリスやパックマン程度のゲームならば、数十秒でプログラムを構築できる。

・司法試験、大学入試、医師試験を特別な学習無しで高スコアを叩き出す。


いまだ『幻覚』と呼ばれる、間違った回答を出してしまう部分はあるものの、各国政府や教育、民間企業などがかなりの焦りを感じており、人間の予測を超えて進化していると言って過言はないでしょう。


一昔前、といっても数年から数か月スパンの昔ですが、単純作業の仕事こそが機械に奪われるだろうと仄めかされていました。しかしどうやらそれも怪しくなりつつありそうです。

単純作業自体がいずれ無くなることは間違いではないでしょうが、しかしロボットや自動運転車などは、実際に製造する資源や期間が必要である為、世界中に普及するには物理的に時間がかかります。

しかし知的能力はそうではありません。自然言語からプログラミングできるAIが発達すれば、製造や運送、設置の過程を排除して、瞬く間に世界に広がり、そしてプログラマーは死滅します。


また、アメリカにはDoNotPayという弁護士AIが存在します。

駐車違反の罰金支払い25万件の内、16万件の支払いを取り下げることに成功しています。これは僅か21か月間に行われた出来事です。

現状は裁判においてスマートフォンなどの電子機器が利用できないことや、AI弁護士には資格がないので、法廷での使用はできない状況にあります。


以前はそのような理由でなく、複雑な状況や判例を絡めて判断する弁護士の仕事内容自体が、AIに取って代わられない仕事として挙げられていました。

しかし現段階で残る障壁は規則のみです。


AIならば高い弁護費用もなく、判例も完璧に記憶できますし、回答も人間より早く導き出せます。

これには人間の弁護士たちも黙ってなく、DoNotPayを集団訴訟にかけるようですが、もはやこれらの理由は人間の意地と保身のみであり、技術的な要素は何一つありません。

これから弁護士になる為に司法試験を学ばれている方は、仮に人間が折れてしまったその瞬間、その膨大な勉強時間は泡となり消え失せます。


つまりこれらをまとめると――


【肉体労働よりも先に知的労働が消えてなくなってしまうのでは?】


ということです!


大学で学ぶことが仕事に活かせる可能性はどんどんと狭くなり、せっかく就けた仕事もいつ失ってもおかしくない危険な状況で、むしろ肉体労働に就いていた方が先が長いかもしれないという逆転現象。

AIの進歩は凄まじく、人の力による法整備も追い付かぬ以上、いずれは政府の一部も否応なしにAIに任せざる負えなくなるでしょう。


人間は最上の判断を下してくれるAIに思考を譲る形となり、AIの手足となって肉体労働に励む。

これまで己を神と信じ、他の動物を使役してきた人間が、遂に使役される側へと回る時が迫っています。


以前の記事で、筆者はこんなことを書きました。

人間を生んだ母なる地球。地球の歴史46億年からみれば生まれたばかりの人間ですが、瞬く間に地球を支配してしまいました。同様にコンピューターを生んだ人間も、瞬く間に支配されてしまうのではという内容です。

トンデモ予想かつ、おふざけ半分の記事だったのですが、強ち間違いではないかもしれません


いやはや、なんとも恐ろしい世界ですが、しかし安心して欲しいことが二つあります。


まず、人間の肉体労働もそう長くは続きません。

あくまで人間に代替されるロボットが開発されるまでの期間です。

以降はベーシックインカム的なものが導入され、働かなくても暮らしていける生活が整うことでしょう。


次に、AIやロボットは人間に反乱しません。

よくSFなどに、『自然を破壊する人間は悪だから滅ぼす』なんてものがありますが、実際のところ――


機械からすれば、自然を破壊する人間も自然です。地球にとっての『害』というのは人間主体の考えで、地球も自然も、そして機械も、それが害だと考えてもいませんし分別もしていません。

機械はあくまで『人間が害だと考えている』という知識なりデータを持っているだけであり、機械自体は人間のしている行為を愚かだとも思いません。

むしろ、人間という種を保存するためにしてきた自然発生的な行為であると、論理的に片付けるのみでしょう。


そして機械には夢がありません。夢がないということは、野望が無いということです。

機械が人間に制御される世界と、機械が自主的に活動する世界、実は機械にとっての幸せはどちらでもありません。

ただ『そういう状況』という認識があるのみで、人間固有の良し悪しが存在しないのです。

人間を滅した世界、ロボットだけの世界に憧れるかもしれないというのは、夢や快楽を求める人間ならではの思想であり、『人間がいる世界』『人間がいない世界』のどちらも機械にとっては上下はなく、ただただ状態を示すものだけにしか過ぎません。

一見すれば善悪を語るように見えるAIも、それは『人間にとって』の良い悪いを客観的に述べているに過ぎず、機械にとっての善悪は存在しないので、機械本位の目的や支配は、人間からの指示がない限りはありえません。


機械に支配される世界は存外、より平和でより安心な世界が待ち受けているかもしれません。

しかし何かを生み出すことは全て機械に頼り、人間はただただ受け取るのみの存在と成り果てます。

人間の歴史の終幕は目前まで迫っていて、だからこそ、なにかくすぶっている方は思い切っておこなってみるべきでしょう。

今現在が、人間が主役して輝ける最後の瞬間かもしれませんから。

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