第3話 SHUT UP!(静かにして!)二話目

《静かにして》の四段階


・第一段階……Sh!(発音:シッ!)

 日本語であれば「しぃーっ!」になります。人差し指を唇に当てるゼスチャーは英語圏でも同じだそうです。

 日本語との違いは、【あいうえお】の母音が含まれないという点です。

 日本語的には、嫌なものを追い払う時に使う「しっ! しっ!」に近い。語尾が大変鋭いです。すんごい失礼に聞こえるんですが。

 まずは、人差し指を口に当てて「Sh! Sh!」と言う。

 

・第二段階……Hush! Hush!(発音:ハシュ! ハシュ!)

 この単語は知りませんでした。

 発音では「シュ」の音が「シッ!」に近いです。HuにShが融合したイントネーション。ですので「ハッシュ!」の語尾は「シッ!」と同様に、空気音化しています。

 先生の発音だけだと「ハシッ!」に聞こえました。

 この段階で、すごい叱ってる感満載です。それなのに、まだ二段階。


・第三段階……Please be quiet(発音:プリーーーズ、ビー、クワイアット)

 懇願に近くなってくると、Please プラス be quiet(お願いだから、静かにして)。

 特にプとリーズの間が超長い。プ、リーーーーズでした。

 この発音で耳にすると、もう呆れかえっているかのようなイントネーション。


・最終段階……Shut up!(発音:シャラップ!)

 ちっとも理解してくれないBに、ぶち切れたお母さん。

 私は、この単語には母音の【あ】が含まれていないのに、なぜ「シャ(ぁ)ラップ!」と聞こえるのかを先生に聞きました。

 それは、Shutとupのふたつの単語を繋げて発音するため、tの音がほとんど消され、継続のupの「あ」音が強調されているからだと言われました。

 これは高校でも習ったような記憶があるな。

 

 私も割と平気でShut up! を使いがちですが、これはほとんどケンカを売ってる状態だそうです。

 見知らぬ人には「Please be quiet」が無難だそうです。

  quietを強調したければ「 Be quiet,Please」に、なりますね。


 けれども、お母さん本人がブチ切れたせいで(C)の赤ちゃんがWAAAAAAAAと、泣き出してしまいました。そして最後に、

(A)「Not anymore(発音:ノット、エニィモア)」

 赤ちゃんが起きてしまったので、もう静かにしてという必要がなくなった。そのため「もう、いいわ」というオチがつきました。


 実際に発音をして感じたことは、顔全体の筋肉を使わないと発音できない驚きでした。英語圏の、特にアメリカ人の表情が、あんなにあからさまなのは、そうしなければ「言葉を発声できない」からなのか。


 日本語は、ほとんど顔を動かすことなく発音します。

 だから無表情と言われてしまう面もあるのか。


 九十分でしたが、興味深くて、とても楽しい授業でした。もちろん来月も参加します。

 ここでは復習がてら、定期的に授業内容をアップします。


*It also illustrates several ways to complain about noise,from the polite, gentle Sh! Hush! Please be quiet, to the angry,rude Shut up!

(参考資料より)


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