第8話 すべてを知りたい

冬二くん するの見せて」

 彩絵さんは時々僕の自慰を見たがる。僕はどこかおかしいのだろうか。オナニーをするところを見てもらうのが嫌ではない。嬉しいくらいだ。

「ここに座って」

 僕はスエットパンツを下ろしTシャツ一枚になる。彼女に言われるがまま ソファーに座りペニスを握る。彼女は僕の膝の間に座る。僕は 彼女の顔を見ながら手を動かし始める。


「大きくなったね。冬二君 気持ち良い?」

「はい……気持ちイイです……」

 この状況で気持ちが良くないはずがない。


「もう いっちゃう?我慢しないでイクのよ」

 彼女は意地悪だ。

 僕は平気なふりをして首を横にふる。

 手の中のペニスは更に硬くなる。


「すごく大きい。ここ ほら ちょっとだけ 出てきたよ」

 彼女は顔を近づける。僕の手は勝手に速度を上げる。

(イキそう……イキそう イクから 彩絵さん 顔 カオどけてって!)


「冬二君……」

 ああ 限界だ。今 名前を呼ばれて あえなく昇天した。ティッシュを引き抜く間もなく。最後の力を振り絞り 腰を捻った。彼女の可愛い顔は汚れずに済んだ。床とソファーが犠牲になった。


「かけてくれて良いのに(笑)……」

また彼女はとんでもない事を さらっと言う。

僕は彼女の可愛い声で自慰をする。エロ本はいらない。


「……食べてもいい?」

 結局 そういう事だ。精液のついたペニスに可愛い唇をつける。終わらない彼女の意地悪。ゆっくりとペニスを口に含んだ。

(可愛い 可愛い……でもそんなことをしたら ほらまた……)

 快楽に終わりはない。




「見たい?」

 僕の彼女がまた すごい事をさらっと言った。僕のはしょっちゅう見てもらっているが 考えてみれば彼女のは初めてだ。すごく嬉しいし 彼女のオナニーを見たくないはずがない。

「はい 見たいです」

 僕は大きく尻尾を振った。

「どこでやったらいい?」

 彼女が僕に聞く。

「彩絵さん 気持ちが良いのはどんな格好ですか?」

 考えてる。

(すごく 可愛い)

「四つん這い」

 やっぱりなと僕は思う。

「じゃあ 膝が痛くないようにソファーの上に乗ってください」

 僕はソファーの前の床に胡座をかく。

「脱がせて」

 僕は機嫌良くスエット半ズボンを脱がせ 思わず抱きついてしまいそうになるのを我慢する。

「もっと近くで見てもいいですか?」

 そう言って僕は 更に彼女に近づき下の方から覗き込む。彼女は良く見えるように僕に近い方の足を少し持ち上げる。そして人差し指と中指で広げて秘密の場所を見せるてくれる。濃いピンクの小さなヒダの先端には ぷっくりと立ち上がったクリトリスが濡れて光っている。

(濡れてる……)

 彼女は秘密の場所に人差し指をそっと差し込む。愛液がついたそれでクリトリスを触る。ゆっくりとこねるように人差し指を動かす。

(たまらない……)

 僕はそこから目が離せなくなる。彼女はいつも上手に僕を誘う。

「気持ち良いですか?」

 彼女はうなずく。

「お尻の方から見ても良いですか?」

 僕は彼女の後ろに移動する。

(おお 白い)

 ソファーに頭をつけお尻を持ち上げる。

(また そんな格好をして……いったい 僕をどうしたいと……肛門が可愛いな ピンク色だ)

 途端に ヒダの奥の秘密の場所から大量の透明な液体が流れ出す。もしかしてこれは潮を吹いたのか。僕は彼女を抱きしめたい気持ちを抑える。

「彩絵さん すごいです!こんなにたくさん……」

 いつもこんな事をしているのだろうか。誰とのどんなシーンを思い浮かべて こんな風になっているのだろう。それに こんな可愛いところを 絶対 誰にも見せて欲しくないと思った。見てもらうことで気持ちが良くなるのならいつでも僕が見てあげる。

 彼女の手の動きが早くなる。腿とお尻に力が入り震えている。

「もしかして いきましたか?」

 彼女は無言で苦しそうだ。しかし手の動きは止まらず また

腿がふるえた。

(いきっぱなしだ)

 もう我慢出来ない。僕の体は勝手に動きだす。彼女の腰を90度回転させソファーから下半身だけ床に降ろし 両手で腰をつかむ。結局僕は彼女を襲ってしまう。ペニスはなんの抵抗もなく 秘密の場所に飲み込まれ 激しく何度も突き上げると

「……飛んでいっちゃう……」

 彼女は乱れた息でつぶやく。

「大丈夫です。ちゃんとつかまえておきますから」

 背中から抱きしめて一緒に上り詰めていく。 


 本当に困った。僕は彼女をどうしようもなく愛している。

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