法律の基礎知識[0][1][2]

 労働基準法、略して労基法の解説をする前に、サクッと法律の話やらなんやらをします。深く理解する上で必要だと思うので。


[0]法律ってなんだべ?

 法律ってなんだ? って思う人も多いかも知れんけど、プログラミングを勉強したことがある人には、割と馴染みやすいものかも知れない。

 なぜなら、基本的には、こういうときはこうしなさい、こういうときはあっちのコードを参照してこうしましょう、というオブジェクトの塊だから。

 しかも現代人の多くの行動にそのオブジェクトが紐付けられているので、使えないよりは使えた方がいいに決まっていると私は思うのです。

 法律は使い方を知っている人の味方なのです。


[1]法律の分け方

 じゃ、最初に法律の分け方でーす。

 公法と私法っていうのがあるやん?

 私法っていうのは民間対民間に関係する法律で、労基法は基本的に私法なんよ。


 そんで一般法と特別法っていう分け方もあるやん?

 相対的な分け方になるけど、労基法は民法の特別法やねんな。


 そんでもって強行規定と任意規定っていう分け方もあるねん。

 強行規定っちゅうのは何が何でも使われる法律で、任意規定いうもんは、法律で決めてあるけど違う内容で決めていたらそっちでOKというやつな。任意と言っても法律上の限界はあるから勘違いしないでよね!

 んで、これは法律じゃなくて条文それぞれがどうか、っていうことになるから、とりあえず覚えといてくらいのもんやね。


[2]法律の優先順位

 法律って優先順位があるのよ。

 こういう状況のときは、こっちの法律を使ってねっていう。

 さっきの一般法と特別法の分け方は正しくそれで、一般法よりも特別法が優先されるの。

 そして、特別法で決めてないことについては一般法が使われるのよ。

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