探索遥かなり
もっけ
第1話 初期装備を買うお金が足りなかった
ここははじめの街。
ここにギルド登録することになったのは真壁裕太と太刀弥助と静寂銃士だった。
「でもさ、たった100GPで買える装備とかたかがしれてるかも」
そして、真壁裕太と太刀弥助は装備を整えたのだが、「あれ……?俺の装備を買うお金がないんすけど……?」と静寂銃士が言った。
「ばっかだな〜、じゅうしは!後衛は武器や防具がなくても攻撃は当たらないし大丈夫だよ〜!」
と、真壁裕太は言ったので「そ、そうか……」と答えるのだった。
そして、ここは悪鬼の森。彼らは初期装備(しかも、静寂銃士に至ってはなし)のまま、第六階層(このダンジョンの最下層)へ行くというとんでもない目標を掲げ、歩みゆく……。
彼らは第一階層、第二階層、第三階層、第四階層、第五階層と、罠に掛かったりモンスターと戦ったりしながらも突き進む……。
魔力が切れるとおんぶされる静寂銃士を真壁裕太は背負いながらも突き進む……。
そして、第六階層。
ゴブリンが持っている棍棒が真壁裕太の腹に放たれる。
「ぐはぁ!」と言いながら倒れる真壁裕太。そして、
「まかべ〜ん、まっかべ〜ん!」
と羊の鳴き声の「メェ〜!」という鳴き声の様な掛け声をする太刀弥助の手を繋ぎ、静寂銃士は真壁裕太をおんぶすると「逃げるぞ!」と言い、ダンジョンからはじめの街へ戻るのだった。
探索遥かなり もっけ @mokke20210918
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