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第1話 奇妙な噂と依頼」への応援コメント


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    《sideエマ》

     「困ったな、、」

     エマも年頃の小学生である。
     任務の他にもいろいろやりたいことがあるのだ。

     要警護者〈美奈〉を陰ながら追跡しなければならないのだが、今日はどうしても行きたい場所があった。

     「陸斗さんに頼むか、いやいや、完全に私的な理由で頼めない、陸斗さんも自分の警護があるんだしな。」

     エマは葛藤していた。

     ほんの一瞬、ほんの一瞬だけ時間があれば済むことなんだ。

     数分間だけ警護を離れ、その間に済ませてすぐに戻ればおそらくそれで済んでしまうだろう。

     しかし万一にでもその魔の数分間に美奈に何かあれば取り返しがつかない。

     そしてそういう魔の数分間に限って事件というのは起きてしまうものだということも頭の中ではよくわかっている。

     諦めるか、、

     しかしエマの心は悲鳴をあげている、こんなに仕事に打ち込んでいるのにほんのわずかな、エマにとっては人生とも言える私用も許されないのか。

     諦めるか、

     「はーあ、今日の運勢は最高だったのにな。」

     欲しかったな、少年探偵ハル小説版、、


     ****

     え、美奈、書店に近づいてない?
     これなら1分、いや30秒で買える。
     

     え、え、え、美奈書店入る!

     神様、本当にありがとう!

    作者からの返信

    エマもハル推しなんですね笑笑
    そういう意味でも運は最高でしたね笑笑