第3話、日常の崩壊
春休みも終了し、晴れて高校2年となった今日この頃。マジで学校行きたくねぇー。今日は入学式、俺の唯一の楽しみは.....
「お兄ちゃーん!どう?制服似合ってる?」
そう!天使もこの学校に入るのだ!!
「ああ似合ってるよ、じゃあ学校行くか。」
「うん!!」
相変わらず今日も可愛い。
「新入生 起立!」
入学式が始まった。今日は半日だからまだいいがそれにしても暇だな。
「新入生の名前を一人ずつ読んでいくので大きな声で返事して下さい」
よしきた!!俺の可愛い妹はどこだ!?
「来賓紹介!来賓の方は御起立下さい。」
「はい!!」
は?その声の方を見ると俺は目を奪われた。来賓なのにうちの妹が返事してる、、、、
可愛い!!
「すみません!間違えてしまいました!」
会場は笑いに包まれる...うちの妹を笑うな。
美貌に嫉妬してる気持ち悪い連中どもめ。
そうして入学式は何事もなく終わっていった
「お兄ちゃん!一緒に帰ろっ!」
「いいけど、お前と一緒だと目立つんだよ」
「別にいいじゃん!」
まあいいか、というか、 さっきからなんか違和感がする...まるで誰かに見られているような...まあうちの妹は可愛いからな。ストーカーがいてもしょうがない。俺が絶対守ってやるからな。
そして家に着いた。
「じゃあ、"いつもの"やるか」
そのいつものとは遺影に手を合わせることだ。誰の遺影かって?俺のもう一人の幼馴染の'ルビー'だ。おれの周りは何故こうもキラキラネームばっかなんだ...ルビーは俺が幼稚園の時に"とある事件で帰らぬ人となった。
そして夕御飯を食べ、風呂に入り、"いつもと同じよう"に寝た次の日、入学式は金曜日だから今日は土曜日.......のはずだった。次の日いつも通り朝起きて、時計を見たら...4月8日、金曜日!?!?
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