第41話
お風呂に着き、1時間後にここにまた集合することにした。
脱衣場には、2〜3人人がいた。
かごを用意しそこ来ていた服を入れ、タイルを一枚持ち浴場に入った。
浴場は広く、泡の出ている浴槽と普通の浴槽の2つが用意されていた。
入る前にシャワーで体を洗う。シャワーは十個ほど用意されていてそこにはシャンプーやボディーソープなんかもあった。
体を洗い終え、まず普通の浴槽に入る。入った瞬間全身の力が抜け、ふーっと息を吐いていた。
サラサラとしたお湯は全身を包んだ。
初めて、温泉に入ったがこんなに気持ちがいいものだと知らなかった。完全に足が伸ばせて全身で温泉を楽しんだ。
お風呂を出ても、まだ夕は出てきていなかった。僕は出てすぐにあった椅子に座った。少し火照った体を冷ますために水を買って飲みながら待った。
しばらく待っていると、夕が出てきた。少し頬を赤らめどこか色っぽかった。
「早かったね」
「うん、きもちよかったね」
僕は目を逸らし答えた。
「もう、お風呂入ったし旅館を出たくなくなったな~」
「夜ご飯まで部屋でゆっくりしようか」
夕は僕の提案にうなずき。
「そうだね」
部屋に戻り、僕はお湯を沸かしお茶を淹れる準備をした。
夕は机の上に置かれていた、パンフレットを座布団に座り眺める。
「おもしろいものあった?」
「う~ん、特にはないかな」
旅館の説明とか、近く店のパンフェレットとか面白いものはなさそうだ。
「はい、できたよ」
お茶を机に置き僕は夕の迎え側に腰掛ける。僕もの別のところに置いてあったパンフレットも見る。
「「あ」」
それは僕と夕の声が重なった、同じパンフレットに行き着いたのだろう。
僕らが見たのは、小学生が描いたらしい絵の描かれものそこには、夏祭りと書かれた。
幼馴染は大変ですか? あすペン @Asuppen
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