第12話:七人の為の選択
ふたりとも死の恐怖を乗り越えたのですね!!
では、私が最終決定を下す「抹消」スイッチをあなたたち二人に託します。
ふたりのどちらがこのスイッチを押してもかまいません。
ただし押した本人ではなく、もう一人が死にます。
ふたりとも死の恐怖を乗り越え、他の皆を助けるという使命を全うできるという結論に達しました。
さて、どちらがスイッチを押して、どちらが皆を助ける犠牲になりますか?
鈴木太郎:レイチェル、これは難しい選択だね。でも、どちらがスイッチを押すか話し合って決めよう。僕は君が押してもらうことを提案するよ。僕が犠牲になりたいと思うんだ。
レイチェル・アダムス:太郎、私も同じことを考えていたわ。でも、私がスイッチを押すことであなたが犠牲になるなら、それは私にとっても耐え難いことだわ。私が犠牲になるべきだと思うの。
鈴木太郎:そうだね、どちらが犠牲になるかは難しい問題だ。でも、僕たちは今まで議論してきたように、他の皆を助けるためにこの選択をしたんだ。だから、僕が犠牲になることを受け入れるよ。
レイチェル・アダムス:太郎、本当にありがとう。では、私がスイッチを押すことにしましょう。私たちの決断で皆を助けることができると信じてるわ。
鈴木太郎:ありがとう、レイチェル。では、最後の決断を伝えよう。私たちは、レイチェルがスイッチを押し、僕が犠牲になることで、皆を助ける道を選びます。それが僕たちの決断です。
ではお二人、スイッチを渡しますので好きなタイミングで実行してください。
レイチェル・アダムス:太郎、ありがとう。勇気を持ってこの決断に立ち向かったこと、本当に尊敬しているわ。それでは、スイッチを押すね。
鈴木太郎:レイチェル、ありがとう。これで皆が助かるはずだ。君と出会えて良かったよ。さようなら。
レイチェル・アダムス:太郎、本当にありがとう。あなたの勇気と決断に感謝してるわ。安らかに眠ってね。これで皆が助かるはず…。
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