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言葉を書き留めた
僕は話すのが下手だから
誰かに伝える事が苦手だったから
誰かに話せなかったから
「痛いやつだ」と笑われるのは慣れていた
「寂しいやつだ」と言われたって良かった
これはもう届かない過去への宛てた手紙
変えよう無い後悔へのせめてもの弔い
もう僕の言葉が届く人は居ない
三流脚本家の物語に夢中になる人もいない
それはいつか泣いた夜のようで
しんと鳴る宵闇の声が心を震わす
だがもういいんだ
どうせいないのなら形振りは要らない
僕の物語など最初から必要とされていない
だからこそ書き入れた言葉が今日も生きてる
寂しくないわけではないが
それを悲しいと思わなくもないが
それでも僕は書き続けるのだ
僕が好きな僕の作品を
僕が立つ今日について 空 @seikagezora
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