ソーサラー
ソーサラー。魔法使い系技能、真語術師。
SW2.5の世界で「魔法使い」と言ったらコレって感じ。
攻撃魔法、探索魔法が数多く揃っている。一巻の範囲でマトモな攻撃魔法があるのはソーサラーだけと言って過言ではない。
後衛から一方的に魔法攻撃が出来てしまうが、幾つか注意点がある。
まず魔法は移動しながら使う、ということが出来ない。制限移動ならできるが、通常戦闘ではエリアを跨げない。これは主動作でも補助動作でも同一である。
そしてソーサラー技能は防具に制限を受ける。具体的には必要筋力9以下、つまりソフトレザーが限界だ。また戦士系技能と違い、回避力にボーナスを得ることは出来ないので、物理攻撃を食らったら非常に脆い。例外として、ナイトメアの『異貌』を使えば防具の制限はなくなる。サンプルキャラクターにナイトメアの魔法戦士がいるのはそういうことだ。
ところでこのゲームは、物理ダメージと魔法ダメージで計算が異なる。物理ダメージの場合、命中/回避の判定後、ダメージを決定し、敵の防護点を差し引く。一方魔法ダメージの場合、魔法行使判定で出した値と相手の精神抵抗力を比べ、こちらが優っていたらダメージは100%通り、抵抗されても50%は通る。そして防護点に関しては完全に無視してダメージを与えるのである。
この「敵の防護点を無視できる」「抵抗されても半分のダメージは通る」という二点から、攻撃魔法使いはダメージディーラーとして優秀である。消費MPが嵩むことから、しばらくはLv1習得の【エネルギー・ボルト】が主力となるだろう。正直言ってコレだけでしばらく食って行けるくらい十分強い。
戦闘特技について、これはもう魔法使い系技能全般に言えるのだが、《ターゲッティング》と《魔法拡大/数》、この二つは取ろう。そこから先で《魔法収束》《魔法制御》と行くのか、《武器習熟A/スタッフ》だったり《ヴァイオレントキャスト》だったりを取るのかは人次第ではあるものの、それぞれに利点があるので、方向性を定めてやるといい。
武器防具に関しては、基本的にスタッフは要らない。盾を持つほうが防護点が高まるからだ。《武器習熟A/スタッフ》を覚える頃合いになったら、マナスタッフやリーチスタッフなど優秀な特殊効果のある杖が出て来るので、財布と相談しよう。
スタッフを持たない場合、真語魔法を使う際には魔法の発動体が必要となるので、忘れずに購入するように。初期作成の段階では装備品にかける資金が少なくて済むので、資金を前衛に貸しても良いかも知れない。
ソーサラーに向いている種族は、とにかく知力が高いこと。次いで精神力、あとは生命力も少しあると嬉しい。つまり人間、エルフ、タビット、ナイトメア、あたりが有力な候補だろう。知力さえ高ければ割となんでもいいが、グラスランナーは種族特徴によりMPが0なので、基本的に魔法使いにはなれないため注意。
知力がモノを言う魔法使い系技能全般に言えることだが、サブで持ちたい探索系技能はセージ。魔物知識判定が重要であり、弱点を抜けるとかなり戦闘が楽になる、あるかないかでは話が違って来る技能である。PT内で最低でも一人はセージを伸ばしておくのがいいだろう。
またレンジャー技能を使っての魔香草でのMP回復も重要だが、器用と知力のどちらも高いキャラクターを作るのはやや難しい。PTにレンジャーが居ないようであれば、Lv1だけ自分用に取っておくのも手。
魔法使い系技能の中では動きが簡単なほうで、ソーサラーは初心者にも比較的勧めやすい。「魔法使い」をやりたいあなたに是非。
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