偏食とは違った好みの話

 偏食にも色々あると思うんです。

 口に合わない。見た目がすでにアウト。食感が嫌。舌が痺れる、等々。


 私も一つだけ、絶対に口に入れたことがないと思う物があります。

 それは黒豆です。

 元々、煮豆が苦手なんですが、あれは……。写真でも見たくない類いの物です。

 お陰で、おせちのシーズンは最悪。


 幸い、給食に出たことはないので、学生時代は困ることはありませんでした。

 多分、食べたことはないと思っています。味すら知らないので。けれど、食べてみたいとは思いません。それくらいダメなんです。



 それからお赤飯。

 あのモチモチしたのが嫌だったんです。後々、餅米を使っていることを知って、納得しました。

 それ以来、疎遠にさせてもらっています。


 祝い事だろうが、何だろうが、お赤飯はいりません。煮豆が苦手なのもあり、余計にダメになりました。

 他にも、餅米を使っているものは、ほとんど苦手です。すべてお餅に変えればいいと思ってしまうほどに。


 お餅は好きなんです。

 でも、その前の形態が嫌いという、なんとも矛盾している話だと、私も思います。



 これも好みの違いなのですが、火が完全に通っていない、エビです。

 キッカケはエビチリでした。あのプリッとした感触がアウトだったんです。

 そしたらこれも、わざとプリッとさせていると言われ……。

 やめてー! と叫びたくなりました。



 ただの変なこだわりなんですが、多分私だけではないと思っています。

 何でも食べられるのが理想ということも分かるんですが……。

 それって難しくないですか?

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