第3話 またまた転生…って⁉
ふわふわとした世界に漂っている。
…………あれ、私どうしたんだっけ?あ、そうだ。姿が消えて、本体と入れ替わっちゃったんだ…あれって、死んじゃったのと同列なのかな…………
パチン、と泡がはじけるような音がして、周りのふわふわが消えた。
「わ」
辺りを見回すと、何と映画のような近未来だった。
体にぴったりと沿ったボディースーツのような物には身分証明書のような物が胸につけられている。
『ナガミネ・ナイラ 2219年 2月生まれ 12歳 第18エレメンタリスクール6学年
母親 ナガミネ・ライナ 父親 ナガミネ・レイト 本人・家族逮捕歴なし』
一緒に顔写真が付いている。
「え…?ちょっと待って…?私とそっくり…。」
しかも、カタカナになっているとはいえ苗字が同じだ。
「もしかして、自分の子孫に転生しちゃったの⁉
あ、もしかしてだけど、ここ仮想空間⁉」
なんか不思議な感じがすると思ったら、何と仮想空間だったようだ。
『ここはライバース。もう一つの世界です。貴方はアバターとなり、第二の人生を歩みます。さあ、始めましょう。』
そういえばショートヘアなので気が付かなかったが、鏡で見ると髪の毛が水色、眼の色が青色だ。
しかも服は変えられるようだ。本人の趣味が少し変わっていたのでボディースーツになっているが、私好みにオフショルダーの生成りワンピースにした。裾にガーベラやパンジー、スズランやバラが咲いている。
髪や眼の色、髪型も変えられるようだ。髪は金っぽい銀髪、眼は紺にした。
髪はロングヘアに変更した。
…お、イメージ変わったかも?…
自分たちが夢見ていた世界が実現されているようで、少し楽しくなってきた。
…今まででこの世界、一番楽しそうかも?…
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