シスコン姉、号泣告白する



私が夜演劇が終わりいつも通りメイドを下がらせ、寝ようとした時にピカッと魔法陣が床に浮かんだ

これは転送魔法陣だね

こんな時間に誰かな?

私がベットから起き上がると転送魔方陣の上に現れたのは...‥‥‥‥ディランだった

案の定、女装ではなくちゃんと男子生徒の制服を着ていた

うわぁ、コイツ遂に女子の部屋に忍び込む変態になったか......‥

でもディランは普段との雰囲気が少し違かった

どうしたんでしょうね?

ディランは私にい無言で近づくとニコリと作り笑いを浮かべた



「ごめんね、君の寝室に好きで侵入したわけではないんだ」



「じゃあどういうことです?」



「私がね、戦争に行くことになったんだ」



「はぁぁ!?」



センソウ?

戦争って...‥‥‥‥確かにゲームではディランは10歳の時出兵するって言っていたけど...‥‥‥‥

唐突すぎるじゃない!?




「なんで?」



「私が第一皇子だという事は知っているだろう?それだよ、私がココでのんびりしているうちに第二皇子が勢力を着けて隣国を巻き込み戦争を始めたんだ」



「えっ」



「そしてね、私の首を狙っているんだ。コレを放置するとソフィーにも危険が及ぶ、今までは私の寝ている間に暗殺者が狙ってくる、という事しか無かったけどソフィーを危険に晒すわけにはいかないからね...‥‥‥‥‥‥ってソフィー!?」



ああ、私は今泣いているんだ

私の手にポタリ、ポタリと雫が落ちる

私は気づかないうちにこんなにもディランは驚いてこちらを見ている

泣き止もうとしても涙が溢れる

ディランは私を抱きしめ穏やかな顔でこちらを見た



「ソフィー、大丈夫私は死なないから」



「で‥‥‥‥でも」



「私が死ぬと思う?」



「う‥‥‥‥‥‥うん」



「悲しいなぁ、ソフィー無事帰ったらお仕置きね」



ディランは悪い笑みを浮かべた

私の背中にはゾワァァァという怖気が走ったが




「ソフィーは私の事好きかい?」



「ち、違うわ」



「泣くほど好きなのに?」



ディランは私の頭を優しく撫でる

何故か私の鼓動は早く動いていた

なんだろう?この感情は?



「ディランは好きよ」



私がポツリと呟くとディランは目を見開いた

そしてディランは私の唇を重ね‥‥‥‥‥キスをした

多分を私は今凄く顔が赤いだろう

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