あとがき

 本作はchatGPT4を使い倒して執筆されました。

 具体的には企画レベルのログラインからはじまり、あらすじ、キャッチコピー、キャラクター、本文――ほとんどすべての工程にchatGPT4の手を借りています。

 が。うーむ、功績でいうとどのくらいの比率でしょうね……いや思ったよりは高いかも……? 高いといえば高いが……根幹となる部分は温かみのある人間製……出てきたものを採用するしないは結局人間の判断……。


 使ってみた感想としては「ありきたりなネタ出しは強い」(ありきたりでも案外出てこなかったりするので助かる)。設定をすぐに忘れるので「もういい! そこをどけ!」になりがち、といったあたりでしょうか。

 いえ、だいぶ助かってます。助かりました。とはいえ、まだこれだけで小説を書かせるのはきびしい印象ですね。それはそう。

 あるいはGPTの使い方がまだ不十分なだけかもしれません。テーマを無視した描写を出してくることが多かったのですが、思えばこれもテーマをちゃんと伝えればナントカなったかも……? ちゃんと伝えた設定も平気で無視してくるのでダメかも。まあダメならダメで人間側が修正すればいいので……。

 かかった時間はだいたい2、3日くらい。8000字の短編としては早くもなく遅くもなく。テーマがちょっとややこしい&ログラインからプロット構成を含めた時間のわりには早いかも。


 体感としては「AIで小説を書いた」という感はあまりないですね。だいぶ使い倒しておいて変な話ですが。

 利用レベルは3と4の間くらいでしょうか。あるいは4.5かも。わからない。本文レベルで文章を出してもらいつつ手修正も多いので難しいですね。まとめるとこんな感じです。


 ログライン:アイデア出しに利用。最終案は人間。

 テーマ:ログラインをもとに人間で生成。

 キャッチコピー:アイデア出しに利用したがすべて不採用。人間で生成。

 キャラクター:ネーミングはGPTで生成。

 あらすじ:ログラインをもとに人間で生成。

 プロット:ログラインとあらすじをもとにGPTで生成。修正指示をいくらか出し、最終的に人力で整形。

 本文:GPTに生成してもらい、部分的に採用。あるいは人間で生成した部分を加筆し膨らませるように指示を出し、それをさらに参考にしながら人力で加筆修正。といったループを繰り返して生成。最終的には人間が全文に校正を入れている。


 詳しくは使用したプロンプトを交えて、次回。

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