第35話

村の入口に大量の薪を持ってきた。

さすがに、目に前にキャンピングカーを持っていくとまた、騒がれるかもしれないから。


「うひゃー!!」


村長は、驚いている。


「まさか、こんなに早く持って来るなんて!?これだったら、あと数ヶ月は余裕で過ごすことが出来るでは無いか!?ここまで、されたら聖剣の情報とかあげないとね」


と、村長は、牛乳や乾燥肉などをいただく事が出来た。


「マスター!!早く牛乳が手に入ったので、アイスクリームを作ってください!!」

「後でな、まずは聖剣のある場所を聞かなきゃ」

「聖剣なんてどうでもいいじゃないですか〜」



口を膨らませて、言っている。

いや、聖騎士がそんな事言っていいのだろうか?

世界と、アイスクリームをレイが天秤にかけたらアイスクリームと脊髄反射で言ってそう。


「聖剣のありかを言おう。村に代々受け継がれている伝書では、このアイスクリーム村の山である、エンペラー山のてっぺんに聖剣が突き刺さっていると言われている。その聖剣を抜くことが出来るのは、聖騎士であるそなただけじゃ」



村長は、レイを指を指した。


「もし、聖騎士以外の人が触ると氷漬けになると言う噂まである。それの、道中には、試練として上級悪魔が住んでいるとも言われている。もし、悪魔に会っても戦ってはならない。聖剣を持たない人間が、悪魔を退治することは出来ない。出来たとしても、良くて相打ちだろう....聖騎士であるお前には、世界がかかっておる。だから、村一同応援をしています。どうか、ご武運を祈っています。」


村長は、頭を深く下げレイにお願いしている。


「マスター聖剣は、1番寒い山に突き刺さっているようです。」

「そうだな....俺は凍らないか心配だぞ?」

「マスターなら、大丈夫です。だって、マスターなので!!」


と、俺に対する評価がかなりある。

俺は、ただの人間なんですが...

レイは、俺をなんなんだと思っているのだろうか?レイみたいに、寒さ体制はないのだがな...


「マスターこれで、アイスクリーム作ってくれますよね!!」

「まあ、牛乳とか材料は集まったし、作ってあげるよ。」

「やった〜」

「では、村長聖剣取ってきます。」

「頑張りなさい」



と、言われてアイスクリーム村を出る事にした。

別に、村にいる時に作ってあげようと思ったが、なんで村を出るんだろう?


少し、レイの気持ちになって考えてみたら、わかった。

村に居たら、アイスクリームを分けていたかもしれない。だから、アイスクリームを独り占めしたいんだろな....っと。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る