第31話

カサブタ村を出て、キャンピングカーに乗ることにした。キャンピングカーの中は、暖房があるので暖かい。


「な、シカジカって、どんな感じなん?」

「ん〜角が生えた茶色い感じです。」

「へえ〜」


俺は、レイがいうシカ見たいな奴を探しキャンピングカーを運転していると、それっぽい大きなシカっぽい魔物が居た。


「アイツ?」

「そうです。マスター!!あれがシカジカです。普通のシカジカより少しデカいですね。これは、毛皮が多く取れそうです!!マスター私があのシカジカを倒すので追いかけてください。私がこの剣を投げて倒すので!!」

「わかった。」


俺は、シカジカをキャンピングカーで追いかけた。追いかける時に、シカジカは逃げないので、俺は向かって来るのでは無いか?っと思っていた。

しかし、かなり近づくと逃げていった。


「マスター逃げました。もっと早く追いかけて!!」

「わかった」


俺は、シカジカを追いかけるためスピードをあげた。大きな石や木があるが、俺のキャンピングカーなら問題ないぶつかりながらシカジカが進む道に行く。


「おりゃ!!」

「グュウウウ!!」


レイは、剣を投げるとシカジカにクリーンヒット。俺はブレーキをかけ止まった。


「ふう、あと二匹か...」

「大丈夫です。シカジカは、だいたい同じところにいます。なので、ここら辺を探すと確実にいると思います。」


俺はキャンピングカーの上にシカジカを置き、レイが言ったとおり辺りを散策していると、シカジカが先程より小さいがもう1匹居た。

先程と同じ容量で、シカジカを倒す事が出来た。3匹目も同じ感じで倒し、ギルドマスターからの依頼を完了することが出来た。


「案外、簡単に討伐出来たな。」

「いえ、普通なら早いシカジカには罠を張ったりとしなければ、足に早いシカジカを討伐することは出来ないんです。マスターのレイド号のおかげで、こんな簡単にシカジカを討伐することができるたんです」


確かに、シカジカは時速50キロでようやく追いつく感じ。

人間が、こんなスピードは出せないから罠で捕まえるしかないんだろうな〜


俺は、3匹のシカジカを討伐することが出来、カサブタ村の冒険者ギルドに向かうことにした。

これで、ようやく防寒着を手に入れることができる。しかし、レイはここでも肌寒いはずなのだが、寒くはないんだろうか?


「なあ、レイはどうして寒くないんだ?」

「ん〜騎士寒さ耐性があるので大丈夫なんです。」

「へえ〜てっきりおバカだから寒さに気づかないのかと...」

「マスターまだ、私の事をバカと思ってるんですか!?」


レイを怒らせてしまった。

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