第30話
カサブタ村に向かった俺たちは、カサブタ村に近づくと、途中キャンピングカーを降り歩いてカサブタ村に向かった。
また、騒がれても困るので...
「マスターあそこです。あそこが、カサブタ村です。」
レイが、指を指した場所は木で囲われ魔物の侵入を防いでいる。
王都は、石で作られていたので、少し安っぽく感じる気がする。
「ちょっと寒いな」
「まあ〜アイスクリーム村が近づいているからですか。それより、早くアイスクリームを食べたいので、早く防寒着買ってアイスクリーム作ってくださいよ〜」
「わかったから、引っ張るな」
俺は、レイに手を引かれカサブタ村の入口に向かった。
「何の用だ?」
「ちょっと、買い物に...それと、後ろの魔物を売りに来ました」
「どわ...!?」
門番は、レイが引っ張って来た魔物に驚いていた。
「よし、わかった。冒険者カードを見せろ」
「「はーい」」
俺とレイは冒険者カードを門番の人に見せ、門を通してくれた。
冒険者ギルドは、どうやら1番奥の方にあるらしい。
俺は、防寒着を買うお金を稼ぐために冒険者ギルドに向かいレイが引っ張って持ってきている魔物を売りにまず初めに向かうことにした。
「すいませーん、魔物を売りに来たんですけど〜」
「は〜い....え!?」
冒険者ギルドの受付のお姉さんだろうかが、後ろの魔物に驚いていた。
「か、買取ですね...少々お待ちください...マスター!!ギルドマスター!!ちょっと、来てください!!」
受けのお姉さんは、ギルドで1番偉いギルドマスターを呼んでいる。
買取だけなのに、ギルドマスターを呼ぶ必要があるのか?っと、思いながら魔物を冒険者ギルドに入れて少し待っていと...
右目に眼帯をした、ムキムキのおじさんがやってきた。
「よお、お前さんか?この魔物を買い取って欲しいのわ?」
「そうですけど...」
なんでだろう。
少し、怖い。
「お前さん、これが何なのか知ってるか?」
「え?レイこれって?トカゲっぽいけど..?」
「レッサードラゴンです。雑魚です。マスター」
「だそうです。」
「うん、雑魚じゃないね。もええ、レッサーだけど、B級冒険者パーティで一体倒すのがやっとなんだけど?それを、三体も」
「え、そうなんですか?」
やっぱり、レイは強いんだな〜っと思った。
「これは、買取は出来るが、少しかかるぞ」
「あ、はい」
俺は、少し待てと言われ待っていると、ようやく鑑定が終わったのか、ギルドマスターが、片手に袋を持ちやってきた。
「はいよ、買取分の金だ。金貨12枚と銀貨78枚だ。流石に、こんな田舎の冒険者ギルドでこんな買取金額は過去最高だと思うぞ」
「おお〜」
俺とレイは、袋の中にあるお金を覗き驚きの声を上げている。
「それより、こんな田舎の村でなんかようなのか?そんな実力を持つんだ、何かしらの理由が合って来たんだろ?」
「いや、防寒着を買いにきただけどけど...」
そう言うと、ギルドマスターの顔が険しくなった。
「防寒着か...防寒着は品薄で、今は手に入りずらいんだよ」
「え?どうして?」
「いや、今年は寒くなるのが早くてな〜そのせいで、シカジカと言う毛皮が取れる魔物の討伐数が少なくてな、品薄と言うか、もうないんだよ」
「ええ、じゃs、アイスクリーム村は諦めるかな...」
と言うと、レイは先程まで無言だったのにアイスクリーム村に行かなと言う言葉に瞬時に反応した。
「それはダメです。マスター!!絶対アイスクリーム村でアイスクリーム食べたいんです」
「近い。近い。顔が!!」
「約束は絶対に破ったらいけないんです!!」
と言う、やり取りを聞いているギルドマスターから提案をしてくれた。
「じゃあ、お前らさんが討伐すればギルドが作るぞ?」
「え、本当ですか?マスター作ってくれるらしいです。すぐに、シカジカ倒しに行きましょうよ!!」
「ただし、作る代わりにシカジカを10匹討伐して欲しい。」
「分かりました。防寒着を作って貰えるなら」
俺たちは、シカジカの討伐依頼を受け防寒着を手に入れるためにカサブタ村出た。
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