第29話

「ごめんなさい。マスターお父様が変なことを言って」

「いやいや、別にいいよ。」


お城からレイに連れ出され、国から出て謝られた。

確かに、変な事は言われたが、あんまり気にしていない。むしろ、あの国王様も親バカなんだろうな〜って感じた。


「マスターこれからどうしましょうか?」

「ん〜とりあえず、魔物とかを倒してお金の確保と、魔王を倒す感じでいいかな?」

「分かりました!!マスターだけど、魔王を倒すには、聖剣が必要なんです。」


レイは、自慢げに言う。


「魔王を唯一倒す事が出来る魔剣だろ?」

「そ、そうです。なんで知っているんですか...?」


レイは、俺が知らない情報だと思い、自慢げに言うが、俺は知っているので、落ち込んでいる。


「聖剣は、どっかの山に刺さっているので、一緒に探しに行きましょう。」

「そうだな〜」

「場所は?」

「アイスクリーム村にその情報があります。」

「よっし、そこに行こう!!」


俺は早速、キャンピングカーに乗ってそのアイスクリーム村に向かう事にした。

 しかし、アイスクリームむらって、美味しそうな名前だな〜


「久々にアイスクリームが食べたくなってきたな〜」

「マスタ〜アイスクリームってなんですか?」

「冷やした、甘いやつだ。牛乳と砂糖さえあれば出来たはずだよ。」

「マスタ〜食べたいです〜」

「無理だよ。どっか、冷凍出来る場所に行かないと冷え固まらないんだから」

「大丈夫です!!アイスクリーム村は寒いので、そのアイスクリーム村に行けばアイスクリームができます!!早く行きましょうよ!!」


ぴょんぴょんち、飛び跳ねながら言っている。

 しかし、寒い場所だとすれば俺はこんな薄着でその寒い所に行くと確実に死ぬだろう。


「アイスクリーム村に行く前に、どっか国か村で服の調達するぞ」

「ええ〜早くアイスクリーム食べたいです!!」

「俺を殺す気か!!」

「人間は寒さで死なないですよ....」

「死ぬわ!!」

「じゃあ、アイスクリーム村の通り道にカサブタ村ってとこがあるので、そこに行きましょう」

「そうだな」


俺は、アイスクリーム食べたさにアイスクリーム村に行きたいと言うレイを説得して、カサブタ村に向かうことにした。


カサブタ村に行く途中に、お金が必要なので、レイに言って魔物を数体狩って貰った。

多分、これを売れば防寒ぐらいは出来だろうと思い、キャンピングカーの上に魔物を置き固定して、カサブタ村に向かった。

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