第28話

やしろ殿、ここに呼んだ、6割はこの為だ。」

「はい...」


何故か、俺とレイが呼ばれたと思ったが、レイはメイドに何処かに連れて行かれた。

 レイは「嫌だ〜!!」っと、嫌がりながらメイドは無理やり引っ張られて連れて行かれて居たのを、遠目で見て居た。


「では、本題に入ろうと」


急に空気が変わった。

 ちょっと、重い空気になった。


「は、はい...」

やしろ殿、レイとはどおゆう関係なんだ?」

「はい?」

「だから、レイとはどおゆう関係なんだと言っているんだ?」

「え?」


王様は、俺に何か深刻な事でも言ってくるのでは無いかと思っていたのだが、レイと俺の関係を気にしていたようだ。


「いや、俺は別に関係とかはないが?」

「ウソじゃ!!レイとやしろ殿、契約したと聞いている!!契約すなわち、永遠を添い遂げる者と言うことだろうがgggg!!すなわち、やしろ殿、うちの娘と結婚したと言う事だろう!!」

「ええ〜〜」


ものすごい妄想力で、俺とレイが結婚したと言う事にされてしまった。

 レイと契約したのは、勝手に契約されただけで、俺の意思ではないのだが...


と言うのだが、王様は聞く耳を持ってくれない。


「ワシは認めんぞ!!」


ーーーいや、認めなくていいですけど...


「娘は可愛い。だから、好きになるのは仕方がない!!仕方がないが、娘はまだ結婚のするには早すぎる!!」


ーーーうん、可愛いのは認める。


「いや、別に結婚とかは別にないですけど?」

「嘘だ。嘘だ。嘘だ!!ワシの可愛い娘を見てそんな事を思うはずがない!!」

「ええ〜」

「じゃが、やしろ殿がそこまで言うならば、魔王を討伐を達成したらワシは認めてもいいと思う...」

「お父様!!何を言っているんですか!!」


レイが王様の部屋に突撃してきた。


「レイよ。ワシはお前の旦那を見極めて...」

「そんな事辞めてください!!」


レイは顔を赤らめて、言った。

 

「もう、お父様がごめんさい」

「いや、まあ〜あんまり気にしていない。」


俺は事実を言った。


「レイじゃがな...」

「黙って」

「うう...」


王様はレイに強く言われて、小さくなった。


「もう、私は出かけます!!」

「ま、待ってくれ」


俺はレイに引っ張られて、お城から出た。

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