第19話
レイが大量にとって来た、黄色い木の実。
この木の実は、アマスギと言う名前らしい。そのままだよな。
「さて、砂糖を作るか。」
「いえ~い。プリンの元~」
俺は、まずアマスギをアボカドを斬るようにして斬った。
アマスギをかじって分かったが、このアマスギの中心には大きな種がある。
その種は、硬く。構造上アボカドとほぼ同じだった。しかし、皮はそれほど硬くないと言うよりトマトのように柔らかい皮なので川の近くまで行ってアマスギの皮の表面を洗って要らない布で果汁だけを鍋に移した。
レイが取って来た、50個を一つ一つ斬って布で包んで絞っての作業を繰り返した。
アマスギの果汁が、鍋一杯になると火にかけて弱火で加熱をする、。水分が飛ぶまで煮詰める。ここで、注意することは煮詰めすぎる事だ。煮詰めすぎると、固まってしまうのでそこは気おつけながら煮詰めている。
煮詰め終わった、物を川の水で冷やします。
冷やし終わると、別の容器に移していく。容器に移しスプーンなどで混ぜていく。混ぜていくと、結晶化が進んでいきます。結晶化した物を布などでこし、余分な水分を取り除いていく。
水分を取り除いたものは、さらに乾燥させていく。
乾燥させるには、時間がかかるので、レイを使い時短をします。
レイには、風の魔法が操れるようなので、乾燥させている結晶に向け弱めに風を吹かせて感想を速めた。
乾燥させ終わると、少し茶色が混じっているが白い砂糖が完成した。
「マスターこれがプリンの元の砂糖ですか?」
「そう、多分砂糖になってると思う」
俺とレイは、指に砂糖を付けて舐めてみると、甘く美味しい。
サトウキビから作る砂糖よりも甘いかもしれない。
「マスター甘いです。これは美味しいです。」
「こら、舐めすぎ。」
レイは、砂糖を舐めるのを辞めない。
このままでは、時間をかけて作った砂糖が全部食いつくされるかと思い、止めた。
砂糖を、空きの容器に入れて砂糖確保。
「マスターまだプリンはまだ作れないんですか?」
「あと、牛乳と卵があれば作れると思う。」
「牛乳と卵はノロット王国の市場で売っていると思います。マスターこれでプリン完成ですね。」
「まあ、まずはレイの借金返済が優先だけど。」
「よし、ドデベアーを討伐をします。亜種はどこにいますか?」
「いや、わからん。」
「うぉおおお」
声を荒げて、一番高い木に登り上からドデベアーが居ないのか見ている。
上から見ると、すぐに見つかりそうだな。
しばらく、レイが木の上で当たりを見渡して少しすると木の上から飛び降りてきた。
「マスター見つけました。ドデベアーの亜種発見しました。これで借金返済できます。これで、プリン完成です。」
「いや、倒せるの?」
「倒します。マスターのレイド号と協力するば確実に勝てます。」
「まあ、じゃあ行くか。」
「はい。」
レイの案内の元、キャンピングカーを走らせた。
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