第13話
「な、なんだ!?この通り道は」
「これは、異常じゃねえ」
冒険者ギルドによる危険な森の調査に向かった眼帯をした人と全身を鎧を被っている二人の男性冒険者が多くの木がなぎ倒されている場所を発見し、その光景を見た2人は、驚いている。
「なんだ....これは...木がへし折られている。」
「俺はこの調査を数年位やってきたが初めて見る光景だ。ノロット王国の付近でこんな通り道があるとは....ノロット王国が危険かもしれない」
「まじかよ」
どうやら、二人の冒険者は社がキャンピングカーで通って来た道を、大型の魔物が通ったと勘違いしてしまい、二人の冒険者が驚いてしまっているようだ。
「こんな、木のなぎ倒し方以上だ。異常すぎる。普通の魔物が通った後にしては、おかしすぎ。」
「ドデベアーの亜種かもしんねえ」
「ドデベアーの亜種ってなんなんですか?」
「ドデベアーは本来寿命が20年ぐらいだが、それを超えて50年以上生きる物がたまにいる。それがドデベアーだ。ドデベアーは人間と違い死ぬまで成長し続ける。だから、体が大きく強大な力をつける。そいつが、亜種って言われている。」
「そうなのか....じゃあ、これはギルドに...」
「ああ、報告だな。もしかすると、ノロット王国の危機かもしれない。」
社がでっかいクマと言っていたクマは、この世界ではドデベアーと呼ばれ。
B級相当の、危険度のドデベアー亜種になあるとAになる。
ドデベアーの亜種は昔それなりに大きな国に現れた。国は半日と経たずに半壊させたと言う伝説がある。
「魔物の通り道が続いている。ギルドに報告するにも、もっと正確な情報が必要だ。もっと、奥に進むぞ。」
「わ、わかった。」
眼帯の男が先導して、木が折れている道をどんどんと奥に進んでいく。鎧を被った男は、弱腰になりながらも、一緒に付いて行く。
二人は、社がキャンピングカーで通った場所を辿って行くと、森を抜けた。
「なあ!?この通は森を抜けてぞ。」
「大変だ!!これは、まずいよな」
「ああ、ノロット王国の近くまで来ているかもしれない!!」
二人は、走ってノロット王国の冒険者ギルドに走って向かった。
一刻も早く、ドデベアーらしき大型の魔物が近くいることを伝えたい。
その一心で冒険者ギルドに向かっている。向かっているのだが、これは社がキャンピングカーで通った跡なのだがな...
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