第49話≪イギリスでTVを見よう≫


まず初めに、イギリスではTVを持っている(TV放送を見る)ならばライセンスが必要です。日本でいうところのN〇Kの様に「金払え!」と言われるアレですね。

ライセンスが必要ないTV信号は、【BBC以外のTVチャンネル】【DVD等】【WEBでのビデオ閲覧】【CCTV】等があげられるそうです。日本より良心的だな。イギリスは結構厳しく、ライセンス料金を払わないと£1,000程の罰金を科せられます。有難い事に、五分程の手続きでライセンスをお断りすることも可能です。TV見ないんだよってお知らせを必ずせねばなりませぬ。

しかも2020年、日本と同様でライセンス料を払わない人からの罰金を無くそうという動きもあります。サブスクリプションの制度を取り入れようと言う動きなのですが、現在徴収出来ている運営費がガクンと落ち込むのは目に見えています。どうなるんだろうか?そのあたりは気になるところ……。個人的にはサブスクリプション賛成派です。


真面目な話は置いておいて、イギリスのTVと言えばドラマです!!ドラマ!いったい何十年やっているのだろう?と不思議になるほど長いドラマが何本もあります。

代用的な物で『イーストエンダーズ』(EastEnders)BBCが作成放送している、ロンドン東部の架空の町が舞台です。20年以上続いているご長寿番組。この程度でわぁ凄い!等と言っていてはいけません。なぜならば、コロネーション・ストリート(Coronation Street)というITVで放送されているドラマは40年を超えて放送されているのですから。

どちらも30分番組なのですが、イギリス人のおばさま方はドラマがお好き。再放送も結構よくやっている上に、週に4回新作ストーリーって……。毎週続きを放送じゃないんですよ!!週に4回の新作って事は、週に4回続きを見れるって事ですよ!!見逃した方のための見逃し配信も必ずどこかの時間でやっていたりして、毎日毎日同じドラマがどんなけみれるんだ?ってくらいに見れちゃいます。

内容は、【渡る世間は鬼ばかり】的な内容になっており、よくこんなに狭いエリアの狭い人間関係でこれだけいざこざが毎日毎日起きるなぁ。という内容です。私がのほほんとした乙女だった時代にバーカウンターに立っていたシングルマザーは、このまえイギリスに帰った時にみるとおばあちゃんになっていました。そうか、あの売春宿へ家出した娘はあの時の後悔をちゃんと胸に、人生乗り越えて更生したんだな。ってそんなストーリーを思い出した。あまりにも衝撃的すぎて覚えていた内容ですが、そこしか記憶にございません。後はその時見た、旦那を生き埋めにするシーンとか……火葬した灰を町の中心にある小さな花壇に泣きながら撒くシーンとか、断片的な記憶ですがそんなくらい続いております。

イギリスでイギリスのご長寿ドラマを見てみると、意外にもイギリスの世相や習慣等が垣間見れるかもしれませんよ。

まぁ誰も旦那を生き埋めにはしないだろうし、家出した先が売春宿だったなんて事はめったにないでしょうけどね。

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