第45話《イギリス・ロイヤル・アスコット》


 言わずと知れた、毎年6月の第三週にイギリスのアスコット競馬場で行われるイギリス王室主催の競馬会。

男性はタキシードにトップハット、女性も思い思いのドレスに帽子をかぶって。という服装を思い浮かべるかと思いますが、ロイヤル・アスコットの公式サイトでは活気あふれるエキサイティングな服装が良い。的な事がかいてあります。

ほうほう、それなら奇抜な恰好してやるべぇ!と奇抜な服装でもちゃんと参加するエリアによって規定は守っていなけれなならない暗黙ルール。スカートならば膝丈か膝が隠れる程度、帽子は直径10cm上、パンツスーツ等でも良いが素材がマッチしたジャケットも忘れないように。等々、結構大変みたいです。帽子は必須。

 しかしながら男女ともに帽子を免除される事もある。それは『民族衣装』を着る場合です。

 着物に帽子はお洒落として合わせる事もありますが、強要はされません。着物を着用している場合は帽子の着用は免除されます。その他、過去に熱すぎて帽子脱いでも良いよって特例もあったそうです。そうよね、この数十年……もう異常な暑さだもの。


 日本の競馬場みたいに、耳に赤鉛筆をひっかけて競馬新聞読みながら、缶ビール片手におっちゃんたちが予想している図はロイヤル・アスコットには無い。

 皆基本着飾っている。オードリーヘップバーンが主演を務めた『マイ・フェア・レディ』でイライザがヒギンス教授と共にアスコットに行くシーンがありますが、それを思い出してもらえれば良いです。あれは20世紀初め頃のお話でありますが、あんな感じだと思えばよいと思います。


 しかしながら、やっぱり賭がお好きなお国。女王のドレスのカラーを賭けの対象にしたり、結構楽しい。


 いつかは行きたいロイヤル・アスコット。

 行ける日が来ると良いなぁ。




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