第37話《イギリスで宗教を感じる》


天気と健康の話は誰としても良いけれど、どんなに仲の良い相手であっても宗教と政治の話はするべきでは無い。とはよく言ったもので、そういえばした事無いな。と言うのが感想です。薄っぺらい宗教の話や政治の話はするんですよ「日本は仏教国らしいけど日本人の殆どが無宗教なのよ。でもね日本には八百万の神様が居て、何にでも神様が宿ってるし、その辺の物も長く大事に使っていると付喪神って神様になるって言われてるの」って説明をすると大概は驚かれるし「大晦日にはお寺に行って、新年には神社に行くよ」って言うと更に混乱を来たす人続出だし、それが何故かは私にも解らない。

私自身が幼少期から一番身近だった宗教はカトリックの様な気がするのだけど、そういえば懺悔室なる物はあって懺悔し許されるってのはよく聞くけれど、お願い事を叶えてくれる日本の神様みたいなのってあんまり無いよね。

京都の有名な縁切り神社、安井金毘羅さんの話になり、「神様が悪い縁を切って良い縁を結んでくれる」そんな所があるよ~って話になり、「羨ましい!!」「なんて好都合な神様!」というご意見から「自分の事位自分で決められないの?」という叱咤激励までありました。良いな!と言うのはやはりアジア人、が多かったです。意味わからんって方はやはり欧州系やラテン系。嫌ならサッサと切れば良いの!クヨクヨ悩む時間が勿体ないじゃない!と言うのはやはり違うんだなぁ~と感じました。


そして、ロンドンにお寺があるって知っていましたか。浄土真宗 正行寺のロンドン道場『三輪精舎』と言うお寺で、日本人の多く住むアクトンタウンにあるそうです。

清水寺や浅草寺の様に、観光地となってしまっているお寺ではないので、物見遊山で見学に行くべきでは無いと思い、私はあえて行っていません。しかし、座禅や法話等もあるので御仏の心に触れたい方等は参加されるのも良いかもしれません。

どこにいっても自分の信じる神様や、心の拠り所があると人間強く生きていけると思いますし、困った時はそこで出会った仲間が助けてくれる事もある。

もしも残りの人生イギリスに住むのなら、座禅位は参加したいかもしれないな。


安井金毘羅後日談。

ある縁を切るべきかどうか悩む私が「相応しく無いないならぶった切って下さい!」ってお願いすると二度程叶いました。一度目は周りからも「縁を切れ」と言われていた常に私にマウンティングしないと気が済まない人と、二回目は九カ月後辞めるつもりだった会社をもっと早く辞めるべきか否かで。一度目はマウンティング取れなくなったら向こうから勝手に消えて行ったのですが、二度目は二週間後から毎週一キロずつ痩せて行く程に消耗しましたが早々と縁が切れ、良いご縁と呼べる縁を引き寄せてくれたっぽい。

かなり強引ですが、本当に切るべき縁だと神様が判断されると無理矢理切ってもらえます(笑)でも別に切る必要が無い縁には全く効果が無いのも事実。

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