第24話《イギリスで和菓子》


 ジャパセンで日本のコンビニで良く見かけるタイプの大福が£2.5位だった。まぁこんなもんです。£=250円の時代だったら600円超えるので泣きますが、稀の贅沢ならばアリなのかもしれない。

けど・・・高いよねぇ~。泣きたくなっちゃう。女の子だから泣いちゃう。

一度、どうしても羊羹が食べたくて、しかも【とらや・おもかげ】が食べたくて・・・パリに行った時に買い込んだお馬鹿さんはこちらです。小羊羹十本セットで€35程度・・・今もっと高いよ。日本の倍位のお値段なのはしょうがない、ついでに國虎屋でうどん食べて帰って来た(笑)。

※とらやの通常羊羹は開封さえしなければ一年位平気(10年平気という話を聞いた事もある)なので、非常食に持って行く事をお勧めします。とらやの回し者ではありませんが、とらやの【おもかげ】が好き過ぎて困る程度には回し者です。


 貧乏な私はどうしたか、と言うと。勿論手作りですよ!!

 ジャパセンで井村屋の小豆缶を買い、スーパーでパンケーキミックスを買う。それだけで作れる和菓子があるじゃない!!みんな大好きどら焼きですヾ(* ́∀`*)ノ作り方は簡単なので説明しませんが、十分幸せになれる。ドラえもんが放映されている国の方々等に御裾分けすると、とてつもなく喜ばれます。完全ビーガンの方にはパンケーキに卵が入っているので無理ですが、卵OKの方であれば中身は豆と砂糖なので一緒に食べる事もできます。

 宗教上、食生活上、色々と制限のある方でも比較的気軽に楽しめるお菓子なので、一緒に作って食べるのも良いですよね。但し、アレルギーの方を除く。

 欧米では豆は塩味が普通。その上、豆は安くお腹を満たす物であり、高級食材ではありません。貧乏人は豆とジャガイモを食べてお腹を膨らませる。と言われる位に、欧米での豆の地位は低いです。日本の様に、小豆は赤いダイヤ!等とは言われないのが現実です。

 イギリスで良く食べられる、ジャガイモとベイクドビーンズは安くお腹を膨らませる事が出来、更に腹持ちも良い!という物なのです。なので、豆を甘く煮てお菓子として食べるなんて、明治の頃に日本にやってきた欧米人は「なんて貧しい国なんだ」と言ったそう。

 しかし食べてみるとこれまた自国の豆とは大違い!ってんで驚いた。って事があったとかって何かの本で読んだ記憶があります。

 塩味が普通の豆料理はあるので、豆自体は売っています。真っ赤な小豆は見た事がありませんが、大豆、平豆、ヒヨコ豆、等は売っているので代用アンコを作る事は可能だったりもします。しかしながら、十勝産小豆の美味しさには敵わないのでやはり井村屋の小豆缶がベストだと思いますけどね。手抜き万歳!!

 しかしたまには£2.5の大福だって食べたいし、日本の倍のお値段でも羊羹は食べたいのだよ。でも速攻食べ終わっちゃうし、一個だよ一個・・・沢山食べるにはやはり手作りが一番なのである。

井村屋さん、小豆缶をありがとう。

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