第19話《イギリスと階級社会》
イギリスと言えば、貴族。階級社会と言えば、貴族とメイド。王室と庶民。ヒエラルキーの頂点に入るのが女王で、その下に貴族が居て庶民が居て~なんてヒエラルキーが大雑把に頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか?以前にも※で書きましたが一般的庶民にも色々と御座います。あえて大声で階級を言うようなことは昨今ではなく、制度上もありませんが、消えない何かでそれらは存在します。
※以下の組分は私の出会った方々から教えて頂いた大まかな見方であり、全てではありません。大きく分けてこう、その中でも多いのがこういう職業の人、収入はこんな感じ。といった具合に教えて頂いた結果の纏めです。制度上は存在しません。
一番人数が多いのは勿論ワーキングクラス。働いている人の殆どを指し示しこの中での階級もあるのですが、そこはザックリワーキングクラス。としておきましょう。いわゆるブルーカラーと呼ばれる方々です。その上にミドルクラスという方々がいらっしゃいます。この方々も働いているのですが、ワーキングクラスの方々よりも裕福でお仕事もブルーカラーからホワイトカラーへと変わって行きます。その上がアッパーミドルと言われホワイトカラーで尚且つ収入が更に多い方々。その上がアッパー→貴族→王室って感じだそうです。貴族といっても、度重なる遺産相続の為に財産は無く、普通に会社勤めをして普通の家に住んで居る方もいらっしゃるそうなので、上に行くほどお金持ち。と言う事はありませんが、割合からするとお金持ちが多いという事だそうです。(以上、聞いた話)
よく言われるのが、言葉が違う。はい、本当に違います。日本人の私からするとミドル~アッパー位の方の英語が一番聞きとり易かった。これは日本人の習う英語がミドルクラスの英語に一番近いから。だそうです。ほーへー、でした。どう違うのか、と言われると答えづらいのですが・・・単語が違う、発音が違う、文法が違う。です。しかしながら、若い方やONとOFFを使い分けてらっしゃる方に関しては全く解りません。ミドルクラスの話し方をされる貴族の方もいらっしゃいますし、ゴシップニュースによると、王室のお若い方々も普段お友達と過ごしている時と公務の時とでは言葉が違うそうですよ。ゴシップ記事残照(笑)
勿論家も違う。私が見ただけですが、県営公営住宅(フラット)、フラット、テラスドハウス(長屋っぽい)、セミデタッチド(一軒の家を真ん中で割った一軒屋)、デタッチド(一軒屋)、等々大きくなる程裕福でした。日本と同じですね。英語のマンションと言うのは豪邸の事ですが、家に森や林があったり、プールやテニスコート、サッカーグラウンドがあるミドルアッパーのご自宅も多いです。庭にね、野生の鹿が来たりするのですよ。
一度牧場を経営されている方の所へ行くと、庭で狩りができちゃったりしたのですよ。何故か庭で車走らせてってピクニックとかするんですよ、家が遠くにポツンと見える訳ですよ。広い土地に大きな家がドーン!でも牛さんや馬さん相手なので、365日お休み無し!!って言ってたのがとても印象的でした。そんな領地を持ってるだけの人も居てたけど・・・それは本当のお金持ちって奴ですね。棲む世界が違うわ・・・。
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