第17話《イギリスでお散歩する》
イギリス人って散歩好きだと思います。少なくとも、私が出会って来たイギリス人はみんな散歩が大好き。夏だけでは無く冬場でも散歩は当たり前だし、散歩の為に入場料の必要な庭へ行ったりもする。日本の都市部で散歩と言えば、少し広めの公園や河川敷へ行ければ良い方で、それすら近所に無く住宅地を歩くような地域もあるのではないでしょうか?イギリスってロンドンのど真ん中にもハイドパーク、ケンジントンパーク、セント・ジェームズ・パーク、リージェントパーク等々。散歩に十分すぎる程に広くて綺麗で素敵な場所が沢山あるし、普通に広い芝生というだけなら更に沢山存在します。
ロンドンの中心部ならそんな感じです。イギリスには丘はあっても高い山は無く、何処へ行ってもハイキング。イギリスで一番高い山は、スコットランドにあるベン・ネビス(1344m)と言うハリーポッターの撮影にも使われた山。富士山が3376m、紀伊山地の伯母子岳が1344mらしいです。ウィキペディア調べ。
私は運動が嫌いだし、登山なんて苦手だし、ハイキングも嫌だし、キャンプとか無理だし、虫とか爬虫類とかもう嫌過ぎるし、天保山(4.5m)位で十分!!富士登山が夢だけど、行きたいのは五合目迄でそれ以上は5m位登って写真でも撮れれば十分!富士登山五合目へ行く!が私の夢であって、頂上へ行くのは夢では無い。とハッキリ言い切って生きて来た割に、イギリス国内では非常によくお散歩させて頂きました。だって草原地帯ってば平坦なんだもの!!タウンや友達の家に行く道のりの方が坂道が酷かったし、一番の坂道は某作家のお墓参りへの道のりだった。登りは常に前かがみ、下りは常に後ろ体重、なのに何故か事ある毎に行っていた墓地が、私が経験したイギリスの中で最も急こう配の坂道だった。しかしちゃんとアスファルト。ちょっと郊外に行くと森や林がたっぷりあります。それらは勿論アスファルトで舗装されて・・・なんていません(一部メインの通りは舗装されている場所も有)【Public footpath】と言って車の出入りが出来ない様になっていて土や泥の中を突き進む。そんな森や林のお散歩は、お天気の関係で泥沼のある場所も多く長靴やトレッキングシューズは必須、場所や時期によっては銃声が聞こえる程度に近くで猟をしているので、一応派手な色のウィンドブレーカーがあると安心。お散歩専用道路付近では猟をしたりはありませんが、自分が迷い込む事はあるかもしれないので一応注意はしておくべきかな?とは思います。なので、日本で流行っていた【森ガール】的な衣装で挑むなら、キューガーデンとかにお金払って行く事をお勧めします。無料で散策可能なお散歩道はガチの格好で、リュックにチョコバーと水とゴミ袋は必須。トイレは勿論無い、その辺の草陰でしたとして・・・ティッシュはゴミなので持ち帰りましょう!の精神です。
車で行って駐車場がある様な散歩コースならば、駐車場にトイレはあるので我慢するしかありません。ラッキーな場合は、森の中にもトイレが・・・出会った事は無いけどね。運河を数キロ友人と歩いて、パブを見つけた時には「神の神殿!!」と思った事は秘密です。私の大好きな一面バターカップで覆われた野原を見せてくれたのだけど、実はバターカップの花よりも、私はお花を摘みに行きたかった・・・。
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