第5話《イギリスで服を買う》


 もうユニクロは世界中にあるし、GAPだって、H&Mだってある。そんな中、私はいつもPRIMARK、OXFAM時々その他、で事足りていました。基本的に裕福では無いので、激安量販店とチャリティーショップが私のお洒落を支えていたのでございます。

 日本からは2週間分位の衣類とコート類以外は持ち出さず、全て現地調達。1シーズンだけなら調達はさほど必要無いけれど、お洒落したいし新しい服は必要なのです。

 日本で激安ショップ的なお店は抵抗なく利用していたけれど、リサイクルショップは利用した事が無く、リサイクルショップと言えば黴なのか何なのか独特の臭いがする世界だと思っていたら、そんなことは無かった。何処の街のハイストリートにも1軒2軒は必ずあって、私の棲んでいた町は比較的裕福な方々が多い街だったので、チャリティーショップは私にとって宝の山の様でした。本専門のチャリティーショップもあり、参考書や読みたい本もそこで手に入れたり、ちょっと珍しい物や絶対に定価では手の出ない様な物が手の出る価格になっていたりと、週に一度は街に数件あるチャリティーショップを覗いていました。旅行で行くだけならそう何件も覗く必要は無いと思うし、利用する事も無くて良いけれど、イギリスに棲むなら賢く利用する為にも場所は把握しておくべき!

 PRIMARKは日本で言うGU。よりも更に安く、更になんでも置いてある、超が付く激安店。オックスフォードSTに大きなお店があり、勿論イギリスのあちこちの街に店舗が存在。本当に安い、新作が毎週の様に入る、安い上にセールも凄い、いつも試着室が長蛇の列なので若い御嬢さんがその辺で試着していたりする(脱いではいない)、カジュアルだけかと思いきやそうでもない、対象年齢は0歳~無限、男女共にあり等々。パラダイス(笑)

 商品的には安かろう悪かろう。ペラペラではないけれど、凄く良い物を想像してはいけない。使い方によっては結構長く使えてしまい、私は£3で買ったカーディガンと£5で買ったパンツを何年も捨てられなくて困っている。使い勝手が良いのだよ・・・。

 私はパーティーなどにもお呼ばれする事があったので、その際のドレス選びでもお世話になりました。基本的には何時も着物を着て出席しているのですが、どうしても洋装でなければならない時や、連日続いてしまい手持ちの着物が不足してしまう時等は適当にシンプルで安いドレスを買って来てコサージュを付けたりリボンを付けたり。ちょっとだけアレンジをして出向いていました。※毛皮製品だけは止めた方が無難。

靴は黒のシンプルなパンプスが一足あると全てに使えて便利です。

男性なら一着スーツがあれば問題ないのかしら?でも夏と冬では生地が違うので、二着は必要なのかしら?男性ならば、靴だけは綺麗な黒を用意しなきゃ駄目だからちょっと女性よりも大変かもしれませんね。茶色は駄目よ、茶色の靴は休日用なのでパーティーなどでは黒の方がスマートかもね。勿論カジュアルなパーティーならば問題無しですけど。

色々と面倒なので、これからの人生も私は洋装必須でない限り、国内外問わず着物でパーティーに乗り込み続けると思います。

着物って楽だな・・・特に海外だとさ。※個人の感想です。

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