第63話ジャマイカ攻防
モールス信号の音が聞こえ出す。
通信士は「ジャマイカオキニ、フネ10セキヲモクシ」
三言「作戦Aを遂行するよう連絡をしてくれ」
「了解しました」
三好長慶「これからどうなるのだ・・・」
三言「もう・・・しばらく待てば、結果がでるでしょう」
織田信長は、膝の上で扇子をパチパチとさせてイラついている。
一刻後に、ようやくモールス信号の音が隣の部屋から聞こえ出す。
乗り込んで来たのは、スペイン兵とイギリス兵の連合国だった。
更に火縄銃が2000にも増えたジャマイカ兵が奮闘。
日頃からの練習で100発100中の精度。
陸に上陸した兵を誘い込んで、四方から2000丁の火縄銃が狙いを定める。
「まだ懲りてないのか・・・俺らの先祖の分まで撃ち崩してやる」
「え!これって鉄砲の数が多く過ぎないか・・・」
「なん発も命中させれば良いだけだ」
「はやく号令を言えよ」
「撃て!」と号令が轟く。
「バン、バン、バン、バン、バン、バン、バン、バン」
上陸した兵の体中に鉛の弾が命中。
300人が一瞬で死んだ。
船は逃げ出す。
しかし、軍船によって5隻は沈んだ。
そして5隻を
戦う乗組員が死んで、あがなう術もない状態だった。
信長「なんとイギリスとスペインの連合国だと・・・」
あ、前のあげた地球戯を取り出して見てるぞ。
「なんと、こんなに遠く離れている所からやって来て、やられてしまうとは・・・それも小さな島国を・・・」
三言「その航海途中の国々も支配して、いいように利益を上げているから必死になんだよ。そもそも先住民を奴隷のように使ってるからね」
「それじゃーここも、ここもか・・・もしかして仏教の天竺も・・・」
三言「そうだよ。天竺はポルトガルが支配しているんだ。だから支配された天竺を解放するのが目的なんだ。解放後は、現地の人間に任せるのが基本かな」
信玄「なぜじゃー、解放して国を乗っ取ればいいではないか・・・」
三言「それだと、やってることはヨーロッパ連中と一緒だよ。現地の人と協力して貿易で黒字にすれば、互いに発展出来て良い関係が続きヨーロッパの盾にもなるからね」
信玄「そうか・・・日本国だけではヨーロッパ連中に苦労ばかりして利益が薄いのか・・・成る程」
その前に、北アメリカ大陸に増えた農民を乗せた船が上陸。
現地の先住民のインデアンとは俺が交渉。
「この麻布やシルクで不要な土地が欲しいのだが・・・」
「おお、この布はサラサラしているぞ。そうだな・・・あそこに見える森もない土地でよければ好きなだけくれてやろう」
酋長は、広大な土地を手を広げて「ここから、こっちまでが好きにするといい」
めちゃくちゃアバウトだよ。
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