第46話ジャマイカ頑張る
俺はジャマイカに瞬間移動してた。
「バッサヌ、久し振りだな・・・元気にしてたか・・・」
「元気にやってるハズがないだろう・・・全てお前の責任だからな」
「それで人数は揃ったのか・・・揃わなければ、この話はなしだ」
「ああ、揃ってるぜ。黒人奴隷も参加させて3倍にもなった・・・それで例のブツは・・・どこに」
今にも殴り掛かる迫力だな・・・バッサヌの命や家族と仲間の命が掛かってるからだろう。
いや、ジャマイカの命運が掛かってる。
「心配するな・・・向こうの草むらに隠してるぜ」
俺が隠した場所まで案内して、草を払う。
大量の800丁の火縄銃と火薬と鉛玉だ。
「凄いぞバッサヌ、これだけあれば独立運動は成功だぞ」
「独立運動が成功しても、あの時に決めた貿易条件でいいのか・・・」
「ああ、あれでいいぞ。独立を頑張ってくれよ」
俺側としたら真っ当な商売が出来るから、成功すれば堂々と商売が出来る。
そして火縄銃も販売目的でローン契約だからね。
独立した政府が支払ってくれる。
ジャマイカは、コロンブスがアメリカ大陸を発見後に、多くのヨーロッパ人がジャマイカを訪れるようになる。
そして、一方的な戦いでスペイン領になってしまったよ。
スペイン兵が上陸した時は・・・
たぶん・・・火縄銃を撃ちまくったんだろう。
弓と槍はあっただろうが、スペイン兵に
ここジャマイカでは、サトウキビを広大な農地にするためにスペインは資本投入。
原住民を容赦なく酷使。その数を減らしたらしい。
めちゃくちゃなことをしてたんだよ。
スペインは西アフリカから黒人奴隷を連れて来て、労働力の確保したらしい・・・
そんなことをバッサヌに聞いても、分からないと返事が返ってきたよ。
親から代々そんな話も引き継がれてないのかな・・・
火縄銃の扱いをレクチャーしてやったよ。
「バン、バン、バン」って撃って練習したなーー。
「火縄銃を放り出すな・・・しっかりと持ってたえろ」
最初は慣れないから仕方ないよ。
そんな独立運動家を残して、三言寺に帰った。
製作の間である物を作っていた。
無煙火薬使った物だよ。
弾丸と無煙火薬と点火装置(雷管)を金属
それにともない狙撃専用のボトル・アクション・ライフルも製作。
中々の手間が掛かる仕事だったなーー。
ボルト・アクション・ライフルが狙撃に向いてるか・・・
引き金を引いて撃鉄のつっかいをはずし、撃鉄に撃針を打たせという過程がない。
引き金を引けばすぐに撃針がまっすぐ前進して、タマの底に埋め込まれた点火装置を打って撃発。
銃のブレを最小限に抑えることが可能なんだよ。
これも、全て違法検索で調べあげたよ。
あ、そろそろ独立決起の日だ。
またまたジャマイカに瞬間移動だ。
あ、もう始まってるぞ。
あっちこっちで火縄銃の銃声だ。
あ、上手く逃げ出してるぞ。誘い込まれてると知らずに・・・
「撃て!!」
2つの火器から放たれる火線が交差するところから、クロスファイアと呼ばれる。
もう、バタバタとスペイン兵が倒れるぞ。
互いに支援してるから防御的に完璧だぞ。
それにひきかえ敵側は中々進められないまま数を減らす。。
やっと突破しても、有刺鉄線に絡まって痛めにあって次々に撃ち倒されてるよ。
「当たったぞ。俺の玉が・・・」
「このスペイン兵め、死にやがれーー」
「ボブ、水をくれ。めちゃくちゃ
とうとうスペイン兵が逃げ出したぞ。
「突撃だ!!生きて帰すな」
日頃の不満の爆発だよ。
俺も参加して、後方で指揮してる奴を狙い撃った。
もう嘘のように当たるよ。
めちゃくちゃな射程距離に命中率がいいね。貫通力も半端ないぞ。
2隻の船は逃げていったが、その他の船は独立軍に捕まったぞ。
大広場で独立宣言をしてたよ。
これからが大変だよ。
新たにスペイン兵が来ることは間違いない。
戦いながら独立を認めさせるまで、どれくらい掛かるのだろ・・・
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