第65話「オメガとサタン」
オメガ ゴッドフルバング!!!
「邪王神拳!」
サタン デビルフルバング!!!
ぶつかり合う!
オメガ「くぅ!!!」
サタン「つ!!!」
オメガ「はぁああああああああああ!!!」
サタン「うぉおおおおおおおおおお!!!」
互いが塵になっていく
オメガ「…」
サタン「…」
「やっぱ…死んじまったか…ごめん皆、俺死んじまったよ。仲間の闇を取り払えず…結局何もできないまま死んじまった…」
…
オメガ「…ん?」
サタン「やっと起きたか」
倒れている二人
オメガ「え?あれ?!俺死んだんじゃ…」
サタン「あの禁断の技のぶつかり合いで死んだな、いや、それ以前にオーラを全部使って死んでた、本来は。…だが生きてる」
オメガ「…このあったけぇオーラ…神と悪魔の?」
サタン「あぁ、俺たちは守られたんだ」
オメガ「そうか…へへ」
サタン「何笑ってんだ、俺たちの戦いが始まって1週間経ってんだぞ」
オメガ「そんなにぃ?!!」
サタン「ま、お前が4日も寝てたのが大半だがな」
オメガ「4日も…てかまだ体いてぇ!」
サタン「俺もだ、全然動かねぇ…」
オメガ「でもお前をぶっ飛ばす!分かるまで何度でも体張って、命張ってぶつかってやるぞ!」
サタン「…フ、本当お前は…目障りな奴だ」
オメガ「…なぁサタン、全部伝わってきてたわけじゃねぇけど、途中からお前の考えてることがわからなくなってさ。俺はお前を殴る度、胸が苦しくなる。お前の悲しそうな顔見る度、助けたくなる。お前と考えがくい違うとき、自分が本当にこれでいいのかって思っちまう。サタンはどうなんだ?」
サタン「…」
オメガ「サタン?…ぐ!!」
サタン「オメガ!!」
オメガ「ぐ!ハァ…大丈夫だ!ちょっと傷んだだけだw」
サタン「…俺は…俺も、同じだ」
オメガ「…」
サタン(だからこんな涙が流れてくるんだろうな…)
オメガ「へへ、やっと本心でぶつかってくれたな!ってか大体お前殺すとかそんな言葉悲しそうな心で言ってよぉ!俺はそっちの方が辛かった…ッ!!!!!!」
そっぽを向いているサタンの顔はオメガからは見えていなかった
だが不思議と確かにわかる
サタンが泣いていると
オメガ「…フフ、なぁサタン!OYNに来いよ!」
サタン「お前のチームか?」
オメガ「あぁ、みんな個性強くて退屈しないぜ?w」
サタン「でも…俺とお前は…」
オメガ「まだそんなこと言ってんのか?神のことも悪魔のことも関係ねぇ!俺はお前と一緒にいれない方が苦しい!」
サタン「…頑固な奴だw」
オメガ「へへ」
サタン「ま、考えとく。俺にはまだやることがあるからな」
オメガ「やること?」
サタン「シヴァルビア・グルゼリアに会う。失敗作とは言え悪魔の血筋同士、何か感じるものがあるかもしれねぇ」
オメガ「あぁあいつか!こっちはグランツェだったよ」
サタン「あいつが神の血筋の失敗作?意外だな」
オメガ「だろ?wていうかどうする?!この羅生門とかいうとこ、出るの困難て聞いたぞ!」
サタン「確か片方が死ぬか神と悪魔の力を合わせるかだったな?」
オメガ「うんうん!でも神と悪魔の力合わせるとどっちか死ぬか両方死ぬかとかじゃなかったっけ?!」
サタン「…俺が死んだらお前が生きる!なら俺はここで死ぬ」
オメガ「あぁ!!!待て待て待て!一か八かだけどやってみようぜ!!早まるなサタン!!!」
サタン「騒がしいなお前は…ま、俺もそっちにかける。なんでか知らねぇが、お前となら出来そうな気がする」
オメガ「俺もだ」
サタン「…その前に、動かねぇ体を回復するのが先だな」
オメガ「だなw」
場変
サターン「サタンの奴、闇を制御できるようになったのか?」
ルシファー「あれでは使い物になりませんねぇ」
サターン「…」
場変
ゼウス「決着がついたようじゃの」
スサノオ「どっちが勝ったんだ?もちろんオメガだよな?」
ゼウス「いや引き分けじゃ」
スサノオ「カァー!いっちばんつまらんわ!」
ゼウス「ただ…よからぬことを考えとるのぉ」
ポセイドン「よからぬこと?」
ゼウス「ま、オメガを知った時からそうするとは思っとったが…」(死んでくれるなよオメガ)
場変
それから3日後
オメガ「よし!動けるようになるの大分かかったなw」
サタン「まさか、オーラをフルにしても体が悲鳴を上げ続けるとは…」
オメガ「サタン、やるか」
サタン「あぁ」
拳と拳を合わせる
オメガ「…この先どうするんだ?」
サタン「知らん」
オメガ「…ですよねぇ~w」
サタン「神と悪魔が手を取り合って空間を作るって言ってたな?お互いが手を前に向ければいいんじゃねぇか?」
オメガ「お!そうか、頭いいな」
サタン「お前がバカなだけだ」
オメガ「誰がバカじゃ誰がぁ!!」
ゴッドソウル、デビルスピリッツを発動
オメガ「…」
サタン「…」
ブオン!
空間が開かれる
オメガ「出来た?あれ?!結構あっさりじゃね?!w」
サタン「いいから出るぞ!」
オメガを引っ張って外に出るサタン
人間界へ戻ってこれた二人
オメガ「よし、戻ってこれたぜ!」
…
オメガ「あれ?サタン?サタンさーん!…いない?」
場変
サタン「…オメガとはぐれた?わけじゃなさそうだな…互いが別々の場所へと移されたのか」
場変
ゼウス「ッ!!!!!!!!!!」
オーディン「ゼウス殿?!どうされました?!!」
ゼウス「オメガが…やりおったぞ!理由は分からぬが悪魔と力を合わせられた!!」
スサノオ「なんだと!!!」
ポセイドン「…ロイヤル・オメガ・レジェンド」
ゼウス「これは研究しないとあかんのぉ!ポセイドンよ、ヘルメスを呼んでおくれ!フフフ、これを解明できれば平和な世が築けるぞぉ!」
場変
ルシファー「ど、どういうことだこれは?!!なぜこうも容易く神と悪魔が力を合わせることが出来たのだ!!!」
サターン「…見つけたぞ!…神と悪魔が交われる方法を!!」
ルシファー「サターン様?」
サターン「ハッハッハッハッハ!!よくやったサタン!これで世界は悪魔のモノ!そして…クトゥルフの力は俺のものだ!」
次回、新章!
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