第66話「世界戦争開始」

新章、世界戦争篇


オメガとサタンが人間界からいなくなって

天界と魔界では数カ月が経ったが人間界では3日しか経っていなかった

そして二人が人間界へ帰ってくる数時間前、事件は始まる


OYNアジト


ルミカ「オメガ君遅いねぇ」


デウス「天界に連れていかれたんだ、そうそう帰ってこれるものではないだろう」


リリア「のんきねぇ。殺されてる可能性もあるんじゃない?」


ノヴァ「だったら相手が神様だろうが俺は戦うぜ!」


デウス「落ち着け、可能性は0とは言わないがうちのリーダーはそんな軟じゃない」


ノヴァ「確かに」


リリア「どうだか」


ルミカ「うん…私はオメガ君は生還するって思うな!オメガ君だもん」


ノヴァ「…だな」


デウス「うむ」


リリア「…」


場変


ジェノサイドアジト


ガシャン!


シャルウィン「おいおいおい!『宣戦布告(スレイブディラー)』が出て約1週間、消えて3日!結局なにもねぇじゃねぇか!!」


アーロット「おいおい暴れるなよシャルウィン。そのコップ達、僕のお気に入りだし…」


シャルウィン「アーロット!俺はもう待てねぇ!今始めるぞ!!」


アーロット「本当、せっかちだねぇ…まぁ、神と悪魔が動かなければ戦争は僕らで始めるって話だったしね。いいよ、始めようじゃないか」


シャルウィン「ンフフフフフ!こちらの戦力は強大だ!準備も整ってる!アーロットの作った強制装置!世界№2から奪った死者をよみがえらせる装置!そして神秘の光!!俺たちはこの神秘の光を求め戦争を引き起こす!!願いは…神魔戦争の再来!そこでくだらねぇこの世の中をつぶして新しい世界を作り替えることだぁ!!」


アーロット「ちなみに、神秘の光で新しい世界へ塗り替えるって願いはしないのかい?」


シャルウィン「それじゃぁ面白くねぇ!神と悪魔が人間に絶望と恐怖を与えてこそ真の世界が誕生する!俺は出し惜しみはしない!肉体強化装置も装備済みだ」


アーロット「良いイカレっぷりだ。付き合おうじゃないか…同じ狂人として」


シャルウィン「さぁ、世界戦争の開始だぁ!!」


場変


そして数時間後

オメガとサタンが人間界へ帰還する


オメガ「あれ?サタン!どこだぁ?…てかお腹すいたんだが…」


ドーーーーーーーーーーーーーーーン!


オメガ「騒がしいなぁ?花火でもやってんのか?」


ドン!ドーーーーーーーーン!!


町の人たちが大勢死んでいる


オメガ「な、なんだよこれ?!!」


?「ワッハァ!雑魚ばかりで物足りんぞぉ!」


力帝リッキー!


?1「うるさいやつだ、なぜ俺はこいつと行動しないといけんのだ」


拳王リュウガ


リッキー「あぁ?!てめぇがついてきてるんだろうがリュウガ!」


リュウガ「違う!お前が俺のストーカーをしてるんだ筋肉ゴリラ!」


オメガ「なんなんだあいつら…」


オメガのお腹の音が鳴りこちらに気づく二人


オメガ「あ」


リッキー「なんだぁガキじゃねぇか!殺しがいのなさそうな奴ばっかでつまんねぇなこの町はよぉ!」


向かうリッキー


リュウガ「フン、とは言いつつも楽しんでるじゃねぇか変人が」


リッキー「強風ラリアットォ!!!」


かわすオメガ


オメガ「あっぶねぇ!」


遠くにある山が二つ消える


オメガ「威力ヤバ!!」


リッキー「かわしてんじゃねぇよガキ!」


ドーーーーーーーーーーーーン!


煙の中から出てくるオメガ


オメガ「やべぇ…腹減って力が出ない…」


リッキー「おいリュウガ!絶対手を出すなよ!!」


リュウガ「…」


リッキー「このガキ、少しは楽しめそうだぜ」


オメガ「ちょっと待てよ、お前らなんなんだ?なんでこんなことやってる?」


リッキー「誰が教えるか馬鹿が!」


リュウガ「世界戦争が始まったのだ」


リッキー「おい!!」


リュウガ「我々は死人、この世にはもういない人間だ。だがアーロット・カルメ・レッサリーナの死者をよみがえらせる装置でこの世界に復活した。体は操られているがさすがの奴も全員を管理するのは厳しかろう。今のように自由に動くことも口を動かすことも出来る。まぁ、奴のことだ、自分に害がなければ自由に野放しにしておくのが当然なのかもな。今もおそらく俺を監視しているはずだろう…だが奴は口出しをしない。遊んでるな」


オメガ「お前無口そうなのにべらべらしゃべるなぁw」


リッキー「おいリュウガ!!こいつ敵だぞ!何全部話してんだ!!」


リュウガ「お前の敵認識は全員だろうが」


リッキー「あぁそうだ!俺にとってはお前も敵だぁ!だけど襲ったら俺が死んじまうからなぁ…ありがたく思えこの野郎!!」


オメガ「なんなんだこいつらマジでw」


リュウガ「拳王リュウガ!名乗るのが遅れて悪かったな」


オメガ「ロイヤル・オメガ・レジェンドだ」


リュウガ「ッ!」(ロイヤル…)


リッキー「リッキー!ワッハァ!もうこの名前を聞くことはねぇだろう!なぜなら、ここで死ぬからだぁ!!」


向かうリッキー


リッキー「豪風…ラリアクション!!!」


ズドォーーーーーーーーーーン!!!!!!


かわすオメガ


地面が広範囲に抉られた


オメガ「うげぇ!くらってたらやべぇな!」


リッキー「こいつ…これでもかわしやがるのか!」


オメガ「どっかに飯は…」


リッキー「おもしれぇ!ただのガキじゃなさそうだなぁ!」


リュウガ「…」


オメガ「サタンとの戦いで疲れてるしお腹すいたしで気力も体力もねぇんだよこっちはぁ!」


リッキー「知るかぁ!」


ドォーーーーーーーーーーン!!!!!!!


殴り飛ばされるオメガ


リッキー「ワッハァ!今のは確実に入ったぜ!骨が折れてもう使い物にならねぇだろ!俺はなぁ、ガキだからとか女だからって容赦はしねぇ!ガキも女も同じ人間だぁ!だから皆平等に殺してやるのさ!」


煙が晴れる


オメガ「この肉上手いな!こっちはチーズ!!」


リッキー「…飯食ってやがる…」


リュウガ「…」


オメガ「いやぁお前ありがとな!吹っ飛ばされた場所が飲食店でラッキー!でももうちょっと待ってくれ!食い終わるまで待ってくれ!」


リッキー「くぅぅぅぅ!…ふざけてんのかクソガキがぁ!!」


右腕にオーラをためる


リッキー「強風…ラリアットォ!!!」


放つ!


リュウガ「馬鹿、やりすぎだ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る