第38話「憤怒のジンディ」
ジンディ「許せないわ、私はあの炎使いを殺したかったのに!」
リリア「さっきからうるさいわね!ローズショット!」
放つ
ジンディ「小娘が!!」
かわし向かう
リリア「ショット!ショット!」
全てかわされている
リリア「ラフレシア!」
痺れ粉をまき散らす
ジンディ「うっとうしぃいいいいいいい!!!」
威圧で吹き飛ばす
リリア「な!!」
ド!
リリアに一撃
リリア「う!!」
ドドドドドドドドドド!
リリア(攻撃するたび威力が上がってる?!)
ジンディ「うらぁ!!」
ド!
花でガードするが殴り飛ばされる
リリア「あ!!」
ドーーーーーーーーーーーン!
ジンディ「はぁ~うざい!うざいうざいうざい!」
煙が晴れる
リリア「ハァ…ハァ…」
ジンディ「誰が…ガードしていいって言ったぁあああああ!!」
向かうジンディ
リリア「巻きつく!」
ジンディの足に蔦が巻き付く
ジンディ「うぜぇええええ!!!」
それも吹き飛ばす
ジンディ「アハハハ!」
リリア「なるほど、こいつ憤怒の大罪者ね!」
ジンディ「はぁ?!」
ド!
花でガードする
ジンディ「私をボルダブと間違えるぅ?!女の子にあんな奴と間違えられるなんて…憎いわ!」
ド!
ガードしたが殴り飛ばされる
リリア「く!」
ジンディ「私は嫉妬よ」
リリア「あら、憤怒のほうがお似合いじゃなくって?」
ジンディ「…クク、それもわるくないかもね」
場変
ブラフマー「大罪者の中で唯一、あいまいな奴がいた。そいつは嫉妬の称号を持つ者。嫉妬の称号を持ってるのに能力は嫉妬であり嫉妬にあらず。どちらかと言えば憤怒に近いな。あ?俺が誰に語ってるかって?まぁ聞け。昔昔、七人の大罪者は七つの称号を自分のものにするため殺し合いを始めました。その称号を手に入れて強くなりてぇ奴は何人もいた。そして2日の長い殺し合いの末生き残ったのがグリード、ジンディ、ボルダブ、ネイチェル、シャムキ、ロス、そして俺が殺したリーダーのガイム。現嫉妬の称号を持つ女は憤怒の称号を欲した、だがそれは叶わなかった。奴が手にしたのは嫉妬の称号、憤怒は別の者へ…大罪者になるデメリットは与えられた称号を受け入れなければ死ぬこと、そして自身の持ってる能力がその称号にちなんだ能力に上書きされること。そう、女は嫉妬を受け入れるしかなかった。死にたくなかったから、そして憤怒の男を殺すために!だが女は負けた、幾度も幾度も憤怒の男に挑み負け続けた。やがて女は知る。何のためにこんなことやってるのだろう?あ、そうか。嫉妬してたんだ。なんだ、自分には嫉妬がふさわしいじゃないか、と。そうして憤怒でありたかった嫉妬の女の物語は幕を閉じるのであった。どうだ?暇つぶしにはなったか?」
ルミカ「…」←気絶中
ブラフマー「って、聞いてるわけねぇか。クク、お前が俺のものになるまであと50分」
場変
ジンディ「ふん!!」
かわす
リリア「ローズ…」
ジンディ「小娘ぇええ!!!」
威圧で吹き飛ばされる
リリア「うぁ!!」
ジンディ「フフフ、そう、私は嫉妬!ずっと嫉妬し続けているの!憤怒にぃ!!」
リリア「ハァ…ハァ…私の力じゃ勝てない!」
ジンディ「フフフ、アハハハハハ!あんたを殺してボルダブのとこへ行くわ!そして…背後からぶち殺すの」
リリア「大罪者の仲間じゃないの?」
ジンディ「何か勘違いしてるようね、大罪者は仲間でもチームでもないわ。称号を与えられた個人よ」
リリア「…」
ジンディ「だから助け合いもしない、遊んだりもしない。ただ互いが互いに殺し合いをしないだけよ。でもそんなルール無いの!殺し合いをしてはいけないなんてルールはねぇ!!」
リリア「イカレてるわ」
ジンディ「えぇそうよイカレてる!!私が憤怒じゃない時点でイカレてるのよぉ!!!」
向かうジンディ
ジンディ「アヒャヒャヒャ!!」
リリア「勝てそうにないけど、諦めるつもりはないわ。ローズスピアー!」
ジンディ「ふ!!」
殴って吹き飛ばす
自分の右手を犠牲にして
リリア「ッ!!右手を失ってまで!!」
ジンディ「終わりよ!!」
?「甲高い声でうるせぇんだよ」
二人「え?」
ド!
蹴り飛ばされるジンディ
?「耳障りだ」
リリア「あなた!!…」
煙が晴れる
ジンディ「はぁ~?誰お前!」
リリア「シヴァルビア・グルゼリア!!」
シヴァルビア「…」
ジンディ「シヴァルビア?」
リリア「なんでこんなとこに…」
シヴァルビア「なんでもクソもねぇよ!人が昼寝してるときにドンドンドンドンうるせぇからよぉ、この塔を動かしてる大将を一発ぶん殴りに来た」
ジンディ「クク、あんたなんかにうちの大将叩けるわけないでしょ?!大罪者のリーダーを殺した男よ!」
リリア「そうよ!あなたもラグナロクで一戦交えそうになった相手!ブラフマー・エルティックが大将なの!そう簡単に…」
シヴァルビア「おい今なんつった?」
リリア「え?ブラフマー・エルティックがここのボスで…」
シヴァルビア「クク、アヒャヒャヒャヒャヒャ!!そいつぁいいこと聞いたぜ!あいつが大将なら尚更ぶっ飛ばしたくなった!」
向かうジンディ
ジンディ「あんたじゃ無理って言ってんのよぉおおおおおおおおお!!!」
シヴァルビア「おい、俺はその甲高い声をやめろって言ったぞ?」
ジンディ「死ねぇ!!」
ドドド!
ジンディ「んが!!!」
ジンディの髪を持つ
シヴァルビア「テメェが死ね、耳障り女」
ブシャァアアアアアア
一瞬にして血の塊と化す
リリア「…」
シヴァルビア「女!俺は今迷子だ、大将の場所知らねぇか?」
リリア「いえ、知らないわ…私ずっと足止め喰らってたから」
シヴァルビア「そうか、あんがとよ」
別の方へ向かうシヴァルビア
リリア「規格外の強さね、確かにあの人なら勝てるかもしれないわ」
場変
ブラフマー「ん?なんだこの感じ?近くにぶち殺したい奴がいる感じだ」
場変
シヴァルビア「待ってろクソ野郎、テメェは俺がぶち殺す!」
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