第2話「第1予選迷宮輪舞」

大会開催前日


闘魔「お前ら、よくここまで俺の稽古についてきたな」


オメガ「へへ、結構きつかったけどいよいよ明日だぜ!」


オメガ、サモン、ノヴァ

この3人は1ヵ月真面目に修行を続けた

他のメンバーは参加を否定し応援側になった


ノヴァ「疲れた…」


サモン「明日か…修行の追い上げだ!」


闘魔「いや、今日は何もするな」


オメガ「え?」


闘魔「修行は禁止だ」


オメガ「えぇええええええええ!!!!!」


闘魔「少しでもしたら登録は破棄する」


去る闘魔


サモン「闘魔さん、どういうことなんだ?」


ノヴァ「わかんねぇけど休めってことだろ。俺はゲームする」


オメガ「おいおい明日なんだぞ!いいのかよしなくて!」


サモン「あぁ言われちゃぁ何もできないさ。大人しく明日を待とう」


オメガ「…いて」


筋肉痛が少し痛み出す


オメガ「こんな時に筋肉痛かよ…」


ルミカ「私が治すよ」


オメガ「ルミカ」


オメガに触れ一瞬で治る


ルミカ「はい元通り」


オメガ「やっぱすげぇなルミカの絶対完治」


ルミカ「えへへ、それほどでもぉ」


絶対完治

触れただけでどんな傷や疲れも一瞬で治す神の手

切断された手足なども治せる


姫「またいいとこ持ってかれた」


オメガのことが好きな姫の能力はもう少し先で出てくるのであった


そして翌日

ラグナロク開催当日


場変


司会者「皆さぁああああああああああああん!!!本日はお集まりいただきありがとうございまぁああああああああす!!!私ザ・オール世界バトル「ラグナロク」の司会を務めます司会者でございます!!!ノリと勢いだけで生きてまぁあああああああああす!!!」


何万、何十万のお客が集まり盛り上がっている


司会者「今年は「神秘の光」もあるということで参加者はとんでもビックリ!!!1万人を超えております!!!」


オメガ「い、一万!!!すげぇ…」


司会者「大会は1日じゃ絶対終わらないので今回来てくださったお客様も参加者も、ホテルを用意してありますので終了後ゆっくり休んでください!!」


客たち「ワーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」


オメガ「おぉ盛り上がってんな!」


ノヴァ「んなことより、参加メンバーの最終確認いいのか?」


オメガ「俺、サモン、ノヴァ、姫、4人だ!」


姫「なんで僕まで…」


サモン「姫ちゃん強いからね」


姫「ルミカちゃんが羨ましい!僕も客席でオメガ君を応援したいのに!」


サモン「オメガだけなのね…」


司会者「ですが、この大会、初っ端から甘くない!!第1予選、迷宮輪舞!ここを抜けなければ次へは行けず脱落!五感を狂わすこの迷路、果たして何チーム、何名が生き残れるか!制限時間は1時間!さっそくスタートです!!!」


オメガ「え?!チーム紹介とかねぇのかよ!」


参加者全員迷宮輪舞に飛ばされる


司会者「まだ会場に誰一人呼んでませんが全員迷宮へ飛ばしました!どうやって飛ばしたか?私の能力です!登録の際に名前と指紋を頂いたものを指定した場所へ飛ばすことができるのです!」


ドーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!


司会者「おぉーーーーーっとぉおおお!!!なんと早い!!前代未聞です!!!こんなに早く脱出するなんて誰が予測できたでしょうか!!!そのチームはぁああああ!!!」


オーグ「ふむ、少しやり過ぎたかのぉ」


司会者「出たぁあああああああああ!!!人間の中で最も神に近い存在と言われたこの男!!神仏のオーグ・ライコーバー!!!」


歓声が沸く


テオ「流石オーグ様、優勝も間違いなし!」


オーグ「気を抜くなテオ、マジロ、我々はまだまだ精進せねばならん身だ」


マジロ「押忍!」


場変


オメガ「くっそぉ!全然わかんねぇ、何がどうなってんだ?!」


ノヴァ「く、耳鳴りが…」


サモン「五感を狂わされんのは嫌なもんだ!」


姫「オメガ君、僕はか弱い女の子だよ、助けて!」


オメガ「く!こうなったらひたすら突っ走る!!」


姫「無視!!」


場変


司会者「続いてチーム無敵!!終神 天龍!!」


終神「ハァッハッハッハ!!俺が最強!!!」


司会者「その後ろにチームマーメイド!!!」


リサミン「フン」


エリー「やったねリサちゃん!」


アサミ「リサミンさっすがぁ!」


リサミン「その名で呼ぶな!」


鬼山「今年の参加者は一味違うねぇ」


警軍一番隊隊長鬼山 藍真


次郎「当然じゃろ、皆喉から手が出るほど欲しいじゃろうなぁ」


警軍総隊長峰賀谷 次郎


鬼山「じぃ、今のセリフ悪役みたいw」


次郎「なんでもええわい」


ドーーーーーーーーーーーーーーーン!!!


司会者「おぉっとぉ!オーグ・ライコーバー選手に続き豪快にクリアしたのはぁああああ!!!」


マントで顔を隠している二人が現れる


司会者「おや、あの二人はチームOYNの…」


マント男1「悪いな司会者、ここではマントマンで通してくれ」


客1「誰だあれ?」


客2「さぁ?」


マント男2(俺たちがクリアしてもあいつら全員クリアしないと意味ないのに…)


闘魔「ふ、あいつらも来てたのか」


司会者「チームゴールドもクリア!残すところあと2分だぁ!!」


ルミカ「時間たつの速いねぇ」


ルンさん「あいつら大丈夫かよ」


会長「俺たちも出たほうがよかったか?」


マニョン「いやうちらじゃ無理でしょ」


ザン「足手まといになるからな」


クレイジー「出たくないだけでしょw」


ザン「まぁそれもあるw」


クレイジー「一番出たがると思ってたけどw」


ザン「俺はまだまだ修行不足だ」


ルンさん「ゲームしかしてねぇだろうがw」


司会者「チーム水雷岩クリア!残り20秒!」


ドーーーン!


司会者「…タイムアップ!!」


オメガ「ごほごほ、間に合ったか?!」


サモン「オメガ無茶しすぎ!!」


ノヴァ「オーラの消費半端ねぇぞこれw」


姫「強引だけど出られたっぽいね」


オメガ「時間は!…あぁ!!」


サモン「残り0秒…」


ノヴァ「俺たち、敗退…」


司会者「いえ、合格です!」


オメガ「え?」


司会者「コンマの差でギリ間に合いましたよチームOYN!素晴らしい!!そして以外にも多くの突破者が出ましたねぇ!第1予選50チームがクリアです!!!」


歓声が上がる


司会者「私的にはもっと脱落すると思ってましたがみんな優秀!さすが神秘の光の効果ですね!!」


オメガ「よっしゃぁ!!何か分かんねぇけど突破したぞぉ!!!」


サモン「落ちたかと思った…」


姫「ヒヤリハットだねw」


ノヴァ「呑気なことをw」


司会者「それでは第2予選に移ります!第2予選はチームバトル!!1対1のガチンコバトル!!」


オメガ「チームバトル!これだよこれ!!」


サモン「て言うか休憩なしかよ…」


ノヴァ「早く着いたチームだけお得ですよってわけだな、これで一回戦目から俺たちなら結構しんどいぞ!」


司会者「行きますよぉ!!!第2予選1回戦目はぁ!!!チームOYN VSチーム水雷岩!!!」


サモン「フラグ!!w」


ノヴァ「お、俺は悪くねぇ!w」

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