第25話 英 (エインフェリアル) 霊

と変わらぬ“朝”―――と変わらぬ“日常”―――そして…と変わらぬ“大切な人”


それだけがあれば今のわたくしは十分でした、けれど……



          ――――――



そう感じたのはいつからだったでしょうか……

けれどそう思いわずらった処でわたくしにはどうする事も出来ない、せめてこの先の『未来』を予見みる事が出来たなら…


       ―――……『この先の『未来』を予見みる』?―――


その手がありましたか、それにこの感覚だとすでに何度か繰り返されてきている…それもわたくし―――

他の方々はそうではないみたいでした、ヴァニティアヌス様もヘルマフロディトス様も…

けれど―――?だとしたら一体誰が……そう言えばフレニィカさんがお会いしてきたのは『時空』をつかさどる神?!

そういう事でしたか……全くあれほどわたくしには打ち明けて下さいね―――と、そう申し上げたはずなのに…

けれどその事を言わないのがフレニィカさん―――わたくしの[勇者]様…



カラタチがおのれの身の異変に気付き始めたのは、もう既に『何周目』かがってのち……

そして“”が始まる時に、傷痕きずあとのない傷に―――痛みのない患部かんぶに指をわせ、なぞる等して確かめていたのです、感覚の無き感覚を…まるで確かめるかのように。

そこで思い立ったが吉日きちじつか―――とでも言うように、『何周目かこんかい』はフレニィカがクロノスに会いに行くと言う時機タイミングを見計らうようにして…


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「あの―――ヴァニティアヌス様少し相談が…」

「ああ、カラタチ殿か、あいつならば少し用向きでな。」

「いえ、わたくしが問うているのはそう言う事ではなく…」

「ん?ああそうか―――それで相談とは何だ。」

「実は―――武御雷タケミカヅチ様とわたりを付けて頂きたいのです。」

「そうか武御雷タケのヤツに―――それにしても何だか不思議な感覚だなあ?」

「『不思議』…とは?」

「いやなに、カラタチ殿はこれまでにも一度たりとて武御雷タケの事を持ち出して来なかったからな、あいつにも頼らず一人でやれてきている…フレニィカにも見習ってもらいたいもんだよ。」

今回わたくしは、『ある目的』があって“元”主神である武御雷タケミカヅチ様とのわたりを付けたいと、今現在疎開そかいしている次元世界せかいの創世神であるヴァニティアヌス様に相談をしました、するとヴァニティアヌス様からは『わたくしからのふとした疑問』の様に受け取られてしまった…そのお蔭で疑問が確信に変わりつつあった―――わたくしも…してや女神であるヴァニティアヌス様でさえもその認識の外側で行われている事に、わたくしはようやく気付かされたのです。


そしてヴァニティアヌス様のお力を借り武御雷タケミカヅチ様にお会いをすると―――

{久方ぶりだな、カラタチ…息災そくさいであったか。}

「はい、これも武御雷タケミカヅチ様とヴァニティアヌス様のお蔭だと思っている次第にございます。」

何の落ち度もないわたくしを追放せざるを得なかった―――その事は武御雷タケミカヅチ様にしてみれば後ろめたい事でもあったのでしょう、わたくしと視線を合さない様にしているのですが…けれどもあの時の事はわたくしも納得済み、このかた太母おおはは神である伊弉冉イザナミ様により背中を押して貰えた、その時は[英雄]様の背を追って…でしたが、今ではたゆまぬ努力を惜しまない[勇者かた]に見惚みほれた―――今回はその、わたくしの[勇者]様の事で相談に乗って貰う為にまかり越してきたのです、そう……「実は今回相談に乗って頂きたいのですが、武御雷タケミカヅチ様―――太母おおはは神様である伊弉冉イザナミ様に取りいで頂きたいのです。」

{なんと―――目的はこのではなく太母おおかか様であったか、ふうむ…}

「折角ご無理を承知でお会いして頂いたのに、連絡番のような事をさせて…申し訳次第もないと思っております、ですが何卒なにとぞ…」

{別にを連絡番にする為に呼びつけた事を怒っているのではない、むしろその逆…太母おおかか様は知っておいでだったのだ、カラタチ―――お前が今現在抱えている案件について後日ごじつ必ずや相談を持ち掛けてくる事をな。}

このわたくしの―――身に起こっている事を知っておいでだった?そしてそれにまつわる相談がある事を知っていただなんて…けれど今は感謝をするべきでしょう、伊弉冉イザナミ様もわたくしが相談を持ち掛けてくる事を知っていたと言う事は事情の説明などしなくても済む……そう、思い―――「お忙しい中お会いして下さるとは恐悦きょうえつにして至極しごくにございます。」

{いいのよ、そろそろ来る頃合いだと思っていたから。}

このかたとは以前お会いした限り―――けれどその時には憎さ余っての憎まれ口を叩いたものなのに…

わたくしは―――ひょっとするとこのかたには嫌われているのかもしれない…そう思っていただけに、今回の事は伊弉冉イザナミ様のほうから断りを入れられてしまったら『詰んだ』も同然でした、けれど…逆にお客人を迎えるかのように接されてしまった、鬼人オーガ如きの矮小わいしょうわたくしでは、神のおぼしなど到底理解できない、今もまた無礼を働いていたものなのに変わらぬ接遇せつぐうをされた事でわたくしは…

{―――ねえ?それよりもあなた…あなたの本当の目的は、?}

存知ぞんじていた―――?!ヴァニティアヌス様も…また武御雷タケミカヅチ様も知れない事だったのに、それをこのかたは存じていた!

その時わたくしは後悔にさいなんだものでした、この浅はかなわたくしおもんぱかりなど伊弉冉イザナミ様は見抜いていたのだと―――ああ…それも当然でしたか、何より今回のわたくしの本当の目的をかなえるのは…かなのは、このかた子神こどものお一柱ひとり―――

{うふふふ…そのかお―――まるでを知っていたかのようなかおね、けれど残念―――今回ばかりはこのですら知りなかった…けれど、今抱えるあなたの悩みを言い当てた、何故でしょうね?まあ種を明かして見せると、私の子神こども一柱ひとりである“あの”―――『月夜見尊ツクヨミノミコト』から前もって聞かされていた事なのよ。}


かか様お揶揄からかいはお止め下さい、それよりカラタチ―――と申したか、あやつに似合わず聡明そうめいな眷属もいたものだな、実は不躾ぶしつけとは思ったのだが、お前の“宿しゅく”をておったおりいささ不祥ふしょうな点が視えてな…まさかとは思うが―――お前…ここ何回か?}

「やはりそうなのですか!?わたくしの知る内で『時空』や『運命』に関わるあなた様でさえそう思うのは…!?」

{『やはり』とは…しかしこの事は直接お前に作用しての事ではない、お前自身深く関わり合いのある者により『引っ張られている』と言う感じだ、つまりお前はその者により『巻き添え』を喰わされているに過ぎない…このわたしならその者とのえにしを断てるが―――それでよいな。}

「いえ、それには及びません…それとその人とのえにしを断つのはこのわたくしが望みません。」

{ふうむ、いや、しかしなあ―――}

「これはわたくしこのんでの事なのです、どうか手出しは…それより聞いて安心をしました、訳も分からぬうちにあの人のえていくさまを見て気になったものですから…ですがこれで―――本当にありがとうございました。」

{(…)なあカラタチ、無粋ぶすいではあるのだが今一度との―――}{月夜見ツクヨミ

月夜見尊ツクヨミノミコト様はわたくしの身にまつろっている不祥ふしょうな出来事のことは判っていたみたいでした、けれどそれが誰によって為されていたのかは判っていなかった―――ただ、伊弉冉イザナミ様より無粋ぶすいな事の差し止めがなされ、そこで口をつぐまざるを得なくなった…

なんて畏ろしいかた―――もしかするとこのかたわたくし達にあった出来事など承知の上だったのでは?

けれどこれで疑問は晴れた―――少なくともわたくしのは…あとはの悩みを晴らすまで……


           * * * * * * * * * *


かか様あの時なぜ―――」

「あなたが言おうとした事、“野暮”だったからよ。」

「はあ…いや、ですが―――」

「ふふふ―――本当に男の子って仕方のないわね…あなたもあのの事は言えないわよ。」

「『あの』とは…もしかすると武御雷タケミカヅチの事ですか?!いやしかし―――あの朴念仁ぼくねんじんと…」

その事が判っていないようだから武御雷あの子と言うのよ―――それよりも、さて……どうやらも徐々に対策を講じてきている、以前は混沌我々も手を貸してあげましたが今回ばかりはそうとも限りませんよ…

まあ以前は混沌我々も手を貸さないと、どうにもならない状況だったからこそ助勢をしたまで、けれど今回は過去の教訓を生かして既にあのふたの存在が動き出している……

その補足として―――

どうやら今回の『お祭り』は、予想以上に楽しめそうだわ。


           ―――ねえ…『』―――


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ここ最近自身に纏ろうようになった凶兆の原因を探る為、カラタチは以前までいた次元世界せかいの神を訪ねました、そしてやがてはその神の母である伊弉冉イザナミ―――そして月夜見ツクヨミへと…

しかし近未来に起こる自分の不幸に抗する事など無理な事、いくら―――何度“やり直し”をしても結果は同じ変わらない…いくら―――何度と“繰り返し”た処でカラタチの死と言う未来は変えられない…そして迎えてしまう『最悪』の“結末”………



また―――だ…また、私の実力が足らない所為せいでカラタチが死んでしまった…


もう……イヤだ―――イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ!


もう見たくない…カラタチの無惨な姿など―――


私の実力不足の所為せいで死なせてしまうカラタチを―――私はもう二度と見たくない…


そうした想いが―――望みこそが“絶望”……絶望の淵に立たされていた私は、いつ踏み外してもおかしくない場所に立っていた、そこでふらつこうが…後退あとずさろうが…横にれようが…あとは重力に任せ―――自重じじゅうに任せ……ちてくのみ


なにが[勇者]だ―――なにが[英雄]だ、大切な者一人を救済すくえない者にそれを名乗る資格などあるものか


“絶望”した[勇者]なにもかもがどうでもよくなったわたしを待ち受けていたものは、私も良く見知った存在


       ―――『深紅あかい素地に漆黒くろいろどり』―――


ああ…なんだ―――そう言う事か…私が―――私『紅き悪魔カラビネーロ』だったのだ!



幾度となく≪回帰リープ≫を繰り返し使ったとしても回避できない結末に、“絶望”を知った[勇者]は変貌へんぼうしてしまう


深紅あかい素地に漆黒くろいろどり』―――それを施した悪魔は、成って、果ててしまった者は自らの目的を果たすために動き出す


彼の者の目的―――次元世界せかいの破壊…そのまず“手始めに”と……



         * * * * * * * * * *


『待ちな、どこへと行く―――』

「何だお前は、私の目的を邪魔するのか。」

『あんたの目的なんざわたしの知ったこっちゃない、けどなあ…随分とまたみなぎらせているようじゃないか―――心地の好い“殺気”を、“殺意”を…そいつをわたしにも向けてくれねえかなあ。』

[勇者]から転落してしまった『紅き悪魔カラビネーロ』の目的とは、自分がこうなってしまったそもそもの元凶原因の排除と、自分が住んでいた次元世界せかいの破壊、けれどその前にく手をはばまれてしまった、一人の“白銀”の騎士の身形みなりをした女傑じょけつ

それに呼び止められてしまったと言うのも、自身ですら抑制のかなくなってしまった“殺気”や“殺意”に反応して?

けれどしかし―――確かにその女傑じょけつは騎士の身形みなりをしていたものの、その言葉遣いは荒々しかった…そう例えるなら『傭兵』―――の、



『―――っ、へへ…強ええなあ、あんた。』

「騎士や傭兵風情が私にかなうとでも思っていたのか。」


[勇者]ではない騎士や傭兵ではかなうはずもなかったか、二・三回打ち合っただけで向うは尻もちをついてしまった……

それが当然―――実力の見合わない者が自分より強者と対峙した時どうなるのか…それは自分が一番よく判っていた―――こ、と…


から聞かされていたのとはほんのちょっと違ったみたいだなあ、ま―――の実力がどれくらいのものか見させてもらったんだが…』

「―――待て、今何と言った!『あいつ』…『あいつ』だと!?『あいつ』とは一体誰の事だ!」

『…フッ、『あいつ』と言やあの事に決まってんだろ、それより喜べ―――と対等に渡り合えるようにしてやる…この、わたしがな。』

“何”だ―――“何”の事を言っている…?この者―――『白銀の鎧に身を包んだ騎士』は…それに『あいつ』?!?

しかしこの『白銀の鎧に身を包んだ騎士』はこれ以降一切の容赦が無くなった、そうこの者はその言い分通りに私を『見て』いたのだ、『実力』の程を…を。

『ひとつ言っておいてやるが…このわたしに『お上品さ』を求めるなよ?わたしの剣の流派は“戦場での剣”―――『殺人剣』だからな。』

「(な…)何の事を言っている―――『殺人剣』?『流派』だと?」

『ああそうさ…わたしの流派は生き残る事が前提―――それも“戦場”でな、“戦場”では型にはまった“お上品キレイな”流派はモノ役にも立ちやしない、いくら『薄汚い』『生き汚い』『卑怯』だとそしられた処で“痛く”も“かゆく”もない―――』

「そ―――そ、んな…流派が」

『“ある”んだよ、しかもはわたしの家で連綿れんめんと受け継がれてきた…それじゃあそろそろ始めようか?言っておくが泣いた処で止めやしないよ…その弱い性根を徹底的に『鍛え直してやれ』と言われているんだからな。』

「ま―――待て!それは誰なのだ…お前にそう言ったのはどこのどいつなんだ!」

けれど私がそう言った処で『白銀の鎧に身を包んだ騎士』は何も答えてくれなかった、ただ容赦なく無慈悲なモノが飛んで来るだけ―――


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


             ―――その、また一方で―――


カラタチもまた不思議な場所にいました、そこはどこかにある水辺みずべの様であり―――『河原』…の様でもあった、それに『土手』の様な処を見れば人が列を為して何処かへと行こうとしているようだった…

すると―――



『おや、これは珍しい事もあったもの、まさか生きている者がにいるなどと…もしかして迷いでもしましたのか。』

「え…はあ―――あの、それよりここはどう言った処なのでしょう。」

『迷ったと言うのならこのわっちめが案内あないして差し上げましょう、それにこの河を渡ると言うのであれば“賃”は用意しておられるかえ。』

「(“賃”?)あの…って―――」

”―――しめて“六文”也…』

その瞬間、わたくしはここがどこだと言う事が判りました、ここに流れている“河”の名称こそ『三途の川』―――そしてこの“河原”こそは『賽の河原』―――だとするならばあの“土手”は……「『黄泉平坂よもつひらさか』!」

『ようやく…あんたさんがいる場所、判ってもらえて助かると言うものです。 そう―――ここは死者の国『黄泉国よみのくに』その入口、けれどおかしな事にあんたさんは生きている、…そんなにまで生きたいのか。』

「当たり前です、私は自らが望んでこの場所に来たりはしません、それに―――」

―――或いは…そう言った処でしょうか。』

「あなた……一体?何故そんな事が―――」

『『判る』…ええ判りますとも、なにせはその様に仕組まれているのですから。』

この女性の態度が前とは明らかに違って来た―――死者の国である『黄泉国よみのくに』にまぎれてしまった“生者せいじゃ”たるわたくしへの…そしてこの女性の目的も次第と明らかになって来る。

『では、始めるとしましょう…あんたさんも多少のたしなみ―――“心得こころえ”程度はあると聞かされていますから。』

これから始めなさろうとしているのかは判りませんが、先程から『聞かされている』とか『仕組まれている』等と言った様な他人をかいしての言動が見え隠れするのですが。」

『あら、さかしや―――その事に気付きましたか、けれど気付いた処でどうにもなりませんえ。』

「いえ、どうあっても話してもら―――(あッ?!)」

その女性は刀を帯びていました、恐らくあの刀で私の様な迷いの生者せいじゃ黄泉国よみのくに葬送おくってきたのでしょう…とは言えわたくしにはまだ判っていない事の方が多い、だからこそ多くを聞き出すためにただしていたのに―――不意に体勢を崩してしまった?!両の足で大地に踏ん張っているのにもかかわらず?

しかしわたくしが体勢を崩してしまったのも無理はありませんでした、何故ならその原因を探る為にわたくしの足を……「(バカな!いつの間に―――)」?!右の足を斬られてしまった事で重心バランスを崩して無様にも転んでしまった…そしてその女性はわたくしあわれむように、またさげすむように眼下に見据えみくだしていた…


 ―――それにしても抜刀の気配すらなかったというのに、なのに“いつ”?―――


『その様子ではあんたさんがいつ斬られたか判ってないようですなあ、まあそれも当然ですか…なにしろあんたさんは“たしなみ”程度、お遊び同然で身に着けたものと―――この【神威】が身に着けたもの…一緒にされたら適いませんわ。』

「(【神威】!)まさか…あなたは―――」

         * * * * * * * * * *

「『英霊エインフェリアル』……まさか―――…」

『そう言う事さ、この次元うちゅう原初げんしょに存在した者達―――この次元うちゅう原初げんしょだからか“記録”としても“記憶”としても“歴史”としても遺されちゃいない、もし遺っていたとしても曖昧あいまいだろうしなあ、けれどそのは遺されちまっている…そう、このわたしの【清廉】のようにな。』

の前に立ちはだかったのは、そのしか遺されてはいない古代の英雄…その古代の英雄がの前に立ちはだかる理由とは―――?





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