-24 ガラテアとおかしなお茶会。②

「どうかしたのかい?」


 考え事に耽っている最中、不意に後ろから声を掛けられた。

 驚いたぼくは思わず「うわぁっ!?」と大きな声を上げ、直ぐ様ズササッとその場を離れる。

 そして勢い良く振り返って見てみれば、そこにいるのはグリモアだ。

 身体を仰け反らし目を丸くして相手を見るぼくに対し、その人はこてんと小首を傾げて不思議そうな顔をしてこちらを見詰めていた。


「なっななな、何!?」

「何って……急に黙りこくったお前が何やらキョロキョロとしていたものだから、どうしたのかと気になってしまってね。一体何を見て──、」


 グリモアはそう言いながらにぼくの視線を辿った。

 そしてその先にあるものに気が付くと「ああ」と納得の声を溢した。


「……彼か。」


 グリモアの目が彼に向き、細められる。


「そうそう、お前は彼に連れられて此処に訪れたんだったね。」

「そ、そうだけど…。」


 グリモアから訊ねられたことにぼくは頷きながらそう答える。

 すると「そうかい」と言って、皿の上からクッキーを一枚摘まみ上げた。

 それを口元に運びつつ「それはまた珍しい事もあるもんだ」と一際小さく呟いては、さくりと小気味良い音を立てて噛み砕いた。

 ぼくはグリモアを見上げた。


「珍しい?」

「ん? ああ、聞こえてしまったのか。いや何、彼にしてはらしくない事をしているな、と思っただけさ。」

「そうなの?」

「ああ、そうだとも。何てったって彼は単体行動を好む質だからね。誰かと共にいる事事態が滅多に無いし、必要な事以外は口にしない。困った事に、全部自分だけで自己完結してしまうのだからね。」


 そう言うとグリモアは彼へと視線を向け、笑みを浮かべつつ「ね?」と言った。

 彼はこちらに向けていた目を細めたかと思いきや、フンと鼻を鳴らしてプイッと顔を背けてしまった。


「ふふふ。相変わらず、素直じゃあないんだから。」


 愛想のない彼の様子に、グリモアはくすくすと笑って顔を綻ばせる。

 ぼく的には後が怖いし、余り彼の機嫌を損なわせないで欲しいんだけど……グリモアはそんなこと気にも留めていないらしく、また次なるクッキーへと手を伸ばしていった。


「ああ、そうだ。先程の話の続きだが……。」


 何かを思い出したみたく、声を上げたグリモアがこちらを向く。

 何だろう? とぼくはグリモアを見上げていると、クッキーを平らげた唇を親指で撫でていく姿が目に映った。


「さっき、お前は自分の事を“只のアーサー”と言っていたが……ファーストネームを名乗らなかったね?」


 ぎくり。

 ぼくは顔を強張らせた。


「……その様子じゃあ無い訳ではなさそうだ。名前だけでは、お前が何処の家の者かが解らない。何故隠す必要が?」


 かろん。

 次に口に近付けられた、胡桃が練り込まれたクッキーの砕ける音が響く。


「それは………別に何だって良いだろ。ただ、ぼくがアーサーって名前なだけで……。」


 ぱきん。

 グリモアの爪先にあったものが口の中へと消えていく。

 次に目を付けられたのは表面に木の実のジャムが塗られた、てらてらと赤色が眩しいクッキーだ。


「………言いたくなかったんだ。あまり名乗りたいと思えない名前だから。」


 さくっ。

 軽い音を立てて砕けたのは、細長く棒状に伸ばしたのを捻って繋げたような菓子。

 腕組みしているようにも見える形のそれを2つに割り、ポリポリと齧りながら口の奥へと押し込んでいくグリモアが「ふうん」と小さく唸った。


「ならば名についてはこれ以上の深入りは控えよう。では次に、彼との関係は?」


 その質問に、ぼくは困ったように少しだけ顔を俯かせた。


「ええっと……なんだろう? 良くわからない。」

「解らない? 何故?」


 再び訪ねてくるグリモアの問いに、ぼくは思案しつつポツポツと返した。


「何て言ったら良いんだろう……旅の仲間? って言うには、親しいワケじゃないし、家族でもなければ、友達でもなくて……。」


 それからもうんうんと唸りながら頭を捻り、最後には「……顔見知り?」と答えるぼく。

 すると今度はグリモアの方が困った顔をした。


「共に行動していると言うからには、多少は縁か何かがある筈だろう? どうしてそこまであやふやなんだ。」

「そうは言われても………ぼくはただ彼に付いていってるだけで、名前だって知らないんだもの。」


 あのヒト、なぁんにも教えてくれないし。

 最後には小さくそう呟き、肩を落とす。

 グリモアは潜めた眉を訝しげに片方だけ持ち上げた。


「名を知らない? なら、何だったら知っているんだ。」

「何も知らないよ。何も聞かされていない。ぼくはただ、一緒に来いって言われたから、ここまであのヒトに連いてきただけなんだもの。」


 そうだ、ぼくは何も知らない。

 何も知らされていないのだ。

 だから得体の知れない彼のことがわからなくて恐ろしいし、どう接すれば良いのかだってわからない。

 彼がどうしてぼくを外へ連れ出したのかもわからなければ、行き先とて何も知らされていない。

 彼がぼくのことをどう思っているのかだって、何一つとしてわからなかった。

 正真正銘、ぼくは彼のことを何も知らないのだから。


 するとぼくは、心なしか胸がスッと軽くなったように思えた。

 恐らくそれは多分、初めて胸の内を打ち明けた事が出来たからだろう。

 何せ、一番傍にいたナイトくんにそんなこと聞こうものなら彼が睨みをきかせていて話しづらいし、彼の機嫌が悪ければぼくに近付こうとするだけですらナイトくんは苛められてしまう。

 当然、友人が自分のせいで苛められてしまうのはとても嫌だ。

 だからぼくはこれまで聞けずじまいで、ずっと一人悶々としていたのだった。


 かと言って、ナイトくんが難しいからと他の人を頼ろうにも、知り合いなんてもう誰もいない。

 だからこうして誰かに打ち明けることが出来たのは、何処かナイトくんに似ていて話し易いグリモアが初めてだったのだ。

 そしてそれを口にしてからと言うもの、不思議と気分がすっきりしたような気がして止まないのは、もしかしたらそれを誰にも言えなかったことに本心では鬱屈としていたからなのかもしれない。

 物思いに耽ってそう納得したぼくは、うんうんと一人頷くのだった。


「お前は……それで良く平然としていられるね?」


 一方でグリモアはと言えば、ぼくの話を聞いて頭が痛そうに額に手を当てていた。


「つまりお前は、何処かしらから彼に拐われてきた訳だ。何故彼がそんな事をしたのか私には検討も付かないが………お前、親はどうしているんだ? 見たところ、まだ齢も十を過ぎているかどうかってところだろう。」


 さぞかし、心配しているんじゃあないのかい?

 グリモアがそう言うと、ぼくはきゅっと口をつぐんで下を向いた。


「………いないよ。」

「え?」

「もう、いないんだ。魔物に殺されちゃったんだ。」


 ぼくの、目の前で。

 そう口にすれば、罰が悪そうな顔をしたグリモアが気まずそうに閉口する。


「両親はぼくが生まれた頃に死んじゃった。だから両親がいない代わりに、ぼくをここまで育ててくれたのは祖父さんと召使の爺やだ。でも祖父さんは老衰で死んでしまったから、それからは爺や一人がぼくの面倒を見てくれていたんだ……でも………。」

「そうだったのか……それは酷な事を聞いてしまったね。」


 悪かったね、とグリモアはぼくの頭を撫でた。

 さらさらと髪をすくように撫でる手はとても心地好かった。


「だからね、一人になったぼくを彼が連れてってくれるって、言ってくれたからぼくは彼と一緒にいるんだ。だから、ぼくは誘拐されたワケじゃないよ。」

「成る程………一言で済ませられない程に色々あったんだね、お前達には。」


 そう言うと、グリモアはぼくの身体を引き寄せた。

 顔がグリモアの胸下辺りに当たり、互いの身体がぴっとりとくっつく。

 背後にグリモアの腕が回されて抱擁されると、少々力を込めつつもやんわりと柔らかな拘束がその人から伝わってくる心地好い体温をぼくに感じさせてくれた。


 するとどうだろう。

 先程までぼくの心を沈ませていた気持ちが、その温もりに塗り替えられていくのを覚えた。

 その温もりからはただひたすらに安心感を満たしてくれる、全身を浸して撫でるように満ち引きする穏やかな波を受けているかのような心地だった。


 気持ちいい……。


 ぼくは思わずうたた寝を誘うような微睡みみたいなその感覚に、ほうと息を吐いてじんわり浸る。

 グリモアの身体に沈み込むように、身を委ねれば委ねる程に鬱屈とした感情やネガティブな気持ちが晴れていく。

 代わりに残るのはそうじゃない気持ち……まったりとした心落ち着く、穏やかな気持ちだ。

 それにじんわりと染み入るように、微睡むように感じ入っていると、ぼくの頭にふと何か引っ掛かりを覚えた。


「(………あれ? これ、何処かで……。)」

「落ち着いたかい?」


 グリモアの声に、ぼくは顔を上げる。

 目を細めて穏やかに微笑むグリモアがぼくの頭を撫でていた。


「ええと……今のは……?」

「驚かせてしまったかな? これはね、私達奉仕人形ガラテアの役割であって、一番の特徴なのさ。」

「特徴?」

「そうとも。私達は主と定めた者を崇め、そして生涯尽くす為に存在するものだからね。当然、主の心のケアだって、私達の役目なんだよ。」

「…どうしてそんなことを?」

「私達が主を奉仕する種族・・・・・・たる“人形”だからさ。人形はいつだって誰かと寄り添いたいと思うもの。愛でられる為に主君を持つ者もあれば、逆に愛でる為に主君を定める者もある。」


 話を理解出来ず眉を寄せるぼくに、尚もグリモアは言葉を続けた。


「中には模型として何かの形を残す為に在る者もいるし、主人の身代わりとなる為の人形や主を欲を満たす為の愛玩としての人形だっている。奇特な者だと、主を持っていても、別の何かを守護する事に全力を尽くす人形もいるね。そしてそれらは総じて皆、一体だけでは生きていけない。一体だけでは……飢えてしまうからね。」


 不意に逸れたグリモアの視線が何もない場所を見遣る。

 それは何処か目に映るものを見ているのではなく、ここではない遠くを見詰めているかのようだった。

 その視線の先に何をみているのか気になってしまうけれども、どうしてだか今は触れない方が良い気がした。


「…どうして飢えてしまうの? 一人でも、ご飯を食べたら飢えないんじゃ……?」

「私達が主食とするのは飽くまで“心”……他者から貰い受けた感情だからさ。それは一体だけではどうにもならない。良くも悪くも、互いに想い想われが成立しなくては私達に得られるものが何もないからね。物を食するにしたって、それだけじゃあ霞を食らうも同然なんだよ。」


 腹なんて到底満たないだろうね。

 言いながらにグリモアは言卓上のクッキーをまた一枚摘まみ上げた。


「それに……ほら、人形と言うのは元来“心”なんてものはないだろう? だから私達はそれを他者から分けて貰ってこそ、培う術を得ている……と言うのも、私達人形が“感情”を主食とする理由の一つなのさ。」


 だからこうした食糧は口にしようがしまいが、関係ないのだよ。

 グリモアはそう言って手にしたクッキーを口の中へと放り込んだ。

 さくり。

 小気味の良い音がその口の中から響いてきた。


「………ふむ、これも美味しいな! アーモンドの歯応えと香ばしさ、それに控え目な甘さが食欲をそそる素晴らしい味じゃあないか。何れも美味しくて、これなら幾らでもイケてしまうな!」

「……今、食物を摂取する必要はないって言ってなかった?」


 食事は不要であると言う前から、ずっとパクパクとクッキーを貪っているグリモアに、難しい顔を止めたぼくが呆れたように言った。


「必要はないさ。でも、食す物から得られる“副産物”は私達人形にとっても魅力的なものでね。」

「副産物?」

「ああ、そうさ。……ほら、人は言うだろう? 手料理には気持ちが詰まっている、と。」


 言われて、ぼくは「……ああ!」と納得の声を上げるのだった。

 それからもグリモアは言葉を続けた。


「私はその“副産物”が一等特に好ましくてね、こうした食事を止められないのさ。幾ら必要がないと言ってもね。」


 そう言ってグリモアはまた一つクッキーを手に取り、口の中へと放り込んだのだった。


 そこでぼくは、先程のグリモアからの抱擁の意味を理解した。

 波に浸るようなあの感覚。

 あれはきっと、ぼくの“心”をグリモアが食べていた感覚だったのだろう。

 緩やかな波は浸れば浸る程に、それにさらされた寒々しいばかりであったネガティブな気持ちが沖のような何処か遠い所へと流されていき、やがて全てが拐われていったら後に残ったのは“そうではない”ものだけ。

 自分ではない他の誰かから伝わってくる温もりと、何処か晴れ晴れとした感覚だけが残されていた。


 それを今グリモアから聞いた話を踏まえた上で察するに、恐らく“感情”を食べると言うグリモアは、どうやらぼくからネガティブな気持ちだけ選んで吸い取ってくれていたようだった。


 そしてその不思議な波の感覚は、今思えば波と言うよりは砂時計のようなものだったのだろう。

 あの波に拐われる感覚の中で、冷たい気持ちが流されていくのに混じりさらさらとしたものが自分の中から抜け落ちていく感覚を微かに感じていたのだ。

 その砂粒のようにささやかで、さらさらとしたそれが徐々に徐々にと自分の身体から無くなっていく心地には、少しばかりの喪失感を覚えた。

 でも同時に、重石のような砂粒達が抜け落ちて軽くなった身体に肩の荷が降りたみたいなスッキリとした感覚を感じていたことだって、それもまた確かであるのだ。

 だって、ぼくの身体にあったものが消えていく物寂しさの中には、何処か清々とした気持ちがほんの少しだけでもあったのだって、本当なのだから。


 そう、ぼく一人で考えるならば波だとしても、二人が繋がっていたとするのならばそれは砂時計だ。

 満ちたものを上へ、干からびたものを下へ、逆さまにひっくり返して分け与え合う……あの感覚は、そう表現する方がよっぽどしっくり来るのだから、グリモアが人形の事を“一体では生きていけない”、“人と寄り添うもの”と称していたのはきっとそう言う事なのだろう。


 何せ砂時計とは、どんなに干からびた中身を満たしたところで、与える側は与えた分だけまた涸れていってしまうのだから。

 故に彼ら人形は、人無くしては生きていけないのだろう。


 そうして理解したぼくは納得したように、ふむふむ、うんうんと頷いたのだった。


「成る程成る程……つまり、だ。」

「うん?」

「犯人の腹ペコはあなただな?」

「え?」


 唐突なそのぼくの言葉に、グリモアはきょとんとした顔を浮かべた。

 その手が再び皿へ伸びようとしていたところを、ぼくはすかさずガッと掴み取った。


「クッキー食べ過ぎ! あなた一人で全部食べ尽くす気か!」


 そう言って伸ばした手の距離を離した皿の上には、もう随分と数が減り、穴開きどころかすかすかと成り果てていた。


「ああっそんな! 私はまだそんなに食べては……!」

「何を言うか! さっきからずぅっとヒョイパクヒョイパク食べていた癖に、あとどのくらい食べるつもりだったんだ?」

「それは………あと半分くらい?」

「殆どじゃん! もう残り全然ないよ! それにまだ手に持ってるでしょ、グリモアはそれでもう終わり! 独り占めダメ、絶対!」

「そんな殺生な! それだともう5枚しか食べれないじゃあないか……!」

「5枚もあれば十分でしょーがっ、この食いしん坊さんめ!」

「じゃ、じゃああと一口だけ! これで最後にするから!」

「そう言って一口で全部食べる気でしょ!」

「ううっ……な、ならあと一枚だけ……!」

「一枚? うーん……まぁ、一枚なら……。」


 粘りに粘って交渉成立。

 眉を八の字に下げてうるうるとした瞳で、すがる思いでぼくを見詰めていたグリモアの表情が途端にパッと明るくなる。

 そこへぼくが取り上げていた皿を目の前に出してやれば、うきうきわくわくとした様子で最後の一枚を選び始めるのだった。


「最後の一枚はどうしようか……! シナモンのクッキーも美味しかったし、ナッツのクッキーもまた食べたいし……これにしようかな………あれにしようか………ううん、悩ましい!」


 困った困ったとうんうん唸り続けているグリモアだが、その癖表情はやっぱり嬉しそうだ。

 あれでもない、これでもない。

 これも良いな、あれも良いな。

 なんて楽しげに悩み続けて、それからしばらく。

 ようやく最後の一枚が決定したらしく、一際大きく「よし!」と声が上がり、爪先がそれを摘まみ上げた。


「これにしよう! これが良い!」


 その爪先が持ち上げたのは、人の形を模したクッキーだった。

 他のクッキーと比べても少々サイズが大きめのそれからは、菓子の甘い香りに混じり、生姜独特の食欲をそそる香りをふわりと感じさせていた。

 それをグリモアは壊さないように、砕けてしまわないようにと大切そうに両手で支えるように持ち直すと──いつの間にか手に持っていた5枚のクッキーは無くなっていた。いやいや、食べるの早過ぎでしょ!──ちらり、ぼくの方へと視線を向けた。


「そう言えば……まだお前に伝えていない、もう一つの私達人形なりの食事方法があるんだが……。」


 グリモアはそんなことを口にすると、ぼくを伺うように言葉を止めた。

 それから最後の一枚であるクッキーで手遊びをしつつ、高い目線からこちらを上目遣いにて見遣ってくる。

 その眼差しは、何だか物欲しそうなものだ。

 突然様子の変わった相手に、一体どうしたのかときょとんと呆けていると、何を恥じらっているのか、肩を竦めてもじもじとしながら視線を泳がせていたグリモアは遠慮がちに何かを差し出してきた。




 当然、それは今までグリモアがもぞもぞと爪先で弄っていたもの。

 人の形を模したクッキー──ジンジャーブレッドだ。





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