第15話 初のモナコ 女神の再来
モナコでMotoGPが開催されるのは初めてである。1週間前に開催されたF1の特設コースを使って、2輪の最高峰レースも見たいというセレブ達の考えそうなことだった。
F1コースの設定には、多くのガードレールやタイヤバリア・スポンジバリアを設置しなければならず、多額の費用と多くの手間が必要だった。F1のレースの前にはF3やFEのレースも開催されていた。
MotoGPの計画が持ち上がった時は、ライダー達から公道でレースをする危険性は大きいと訴えがあったが、路面の改修をするという条件と、イギリスマン島の公道で行われるTTレースの歴史があるので、公道利用の開催となったのである。もっとも一番の理由は、経費の面だった。
主催者側は、F1コースとの共用で支出がおさえられるし、MotoGP史上最高金額の観覧料とホテルの収益は莫大なものとなるのだ。
チームは実績のないコースなので、データを取るのに苦労していた。なんと言っても3240mの短いコースと直線がほとんどないというコーナーのきついコースなのだ。特にヘアピンコーナーではギアを1速まで落とさなければならず、セッティングは他のコースとまるで違っていた。KT社のマシンは完全に不利と思われていたが、H社のマシンもこのコースには苦労していた。
木曜日の練習走行。ジュンの午前中のタイムは1分20秒だった。他のマシンもさして変わらない。だが、ジュンは1ケ所手応えのあるコーナーを見つけた。ミラボーコーナーである。カジノスクェアから短いストレートを過ぎての下りの右90度コーナーである。MOTEGIの90度コーナーに似ているのである。午後の練習走行では1秒アップできた。
金曜日の練習走行。雨となった。土・日曜日の天気予報は晴れなので、データを取るだけで終わった。午後は休みで、カジノでパーティーである。ジュンは初めてカジノに入った。本来、未成年は入れないのだが、貸切パーティーということで入場できた。でも、賭け事はチームから禁止されていた。お酒も飲めないジュンは、ただ雰囲気を味わうだけで、気疲れして早めにモーターホームに帰ってきた。ジュリアがいればと思うジュンであった。
土曜日午前の予選。モナコは2ヒート制で土曜日の午後に決勝の第1ヒートがある。周回数が少ないので、獲得ポイントもほぼ半分である。ジュンは予選で7周走って、1分15秒台のタイムを2回出した、なかなかの好タイムだ。
昼食にピット裏に行くとジュリアがいた。ニコッと笑うジュリアは結構可愛いと思った。英語でまくしたててこなければ、可愛い子に見えるのである。サンドウィッチを用意してくれていた。一緒のテーブルについていたが、あまり話しかけてこなかった。後で聞いたら、兄にハインツから
「うるさいとジュンに嫌われるぞ」
と言われたらしい。それで、ブリッ子をしているようだった。
午後1時、決勝第1ヒート。10周のレースである。ジュンは予選3番手を獲得していた。ハインツは2番手、ポールは鈴木だ。
第1コーナー、細かい左ターンの後、すぐに右ターンで10%の上り、SUGOの最後の上りとほぼ同じだ。ただ、入りのスピードはモナコの方がはるかに低い。トルクのあるH社のエンジンが有利だった。ジュンはここでH社のマシンの何台かに抜かれた。ミラボーコーナーで前に追いつくことはできるが、すぐにヘアピンがやってくる。皆、インをおさえて走っているので、ここで抜くのは至難の業だ。
海に突っ込むように進んで、右の90度ターン。すぐにトンネルだ。雨用の尾灯をつけているが、暗闇に突っ込むと一瞬前が見えなくなる。トンネルを抜けると、すぐにシケイン。全く息つくヒマがない。プールサイドはラインが一つしかない。そして最後のラスカスコーナー。右コーナーだが、すぐ近くにガードレールがあるので、思うようにマシンを倒せない。ピット前のストレートは5車線もある広いところだが、本当の直線ではない。若干右にカーブしている。また、公道特有のギャップも感じられる。低中速コーナーだらけなので、加速のいいマシンが速い。
KT社のマシンはハンディキャップを負っていた。結局、KT社のマシンはいいところなく、ハインツが4位。佐伯は7位。シュワンツマンが9位。ジュンは10位だった。優勝は鈴木だ。H社のライダーに表彰台を占有され、チーム監督のジムとシュナイダーは頭を抱えていた。そこで、メカの岡崎さんが、
「ギヤ比を変えるぞ」
と言い出した。1速と2速の間に、もうひとつギヤを入れるということだ。その代わり、従来の6速をなくする。当然、最高速度は下がる。チーム監督もハインツも担当メカもしぶしぶ納得した。これは、ある意味ギャンブルである。テストをしていないので、ぶっつけ本番なのだ。ライダーの感触は大いに変わってくる。慣れるのは明日の朝の15分のウォームアップランしかないのだ。それで適応できなければ、今日よりも結果は悪くなる。適応できれば、少なくともH社と同等に走れるとふんだのである。
佐伯が所属するチームのシュナイダー監督は、ギヤ比を変えることをしなかった。あまりにも調整の時間が少ないと判断したからだ。その代わり、インジェクション調整をして、より多くのガソリンをエンジンに入れるようにした。これなら短い周回数で調整できるからである。少々ガソリンを多く入れることになるが、レース後半では威力を発すると考えたのだ。佐伯とシュワンツマンもそれに従った、そのことを聞いた岡崎は、(それではタンクが重くなり、前半はスピードが乗らない。こういう抜きにくいコースで前半遅れることは負けに等しい)と考えていた。だからギヤ比の変更に踏み切ったのだ。二人のライダーの順応性を信じていた。
土曜日の夜、ジュンはジュリアをレストランに誘った。一応、ブレザー・ネクタイ着用だ。洋食は時間がかかるので、日本料理店を予約していった。カウンター方式の店で天ぷら・寿司がメインだ。メニュー表を見て、ジュンは驚いた。100ユーロ近い品がほとんどだ。日本円だと1万円ほどだ。一応クレジットカードを持ってきているので、支払いはできるが、後でくる請求書が怖くなるだろうと思った。まずは、天ぷらをオーダー。旬の物が少量ずつ出てきた。味は文句なし。ジュリアも喜んでいる。醤油よりも塩をつけて食べる方がおいしかった。ジュリアは何度も
「 Delicious ! 」
(おいしい)
の連続だった。高級料理店なので、ジュリアもあまり声高に英語で話しかけてこなかった。可愛い女性を演じたかったのかもしれない。
お寿司を注文したところで、佐伯と彼のマネージャーが店に入ってきた。
「おお、新人さん。女の子連れで高級料理店ですか。優雅ですな」
と通りすがりに言って、奥のカウンター席に座った。その後もジュンたちに聞こえるような声で話を始めた。ジュンの名前は出さないが、
「あるライダーが下手くそでさ。ブレーキミスで俺にぶつかりそうになったんだぜ」
とか声高に言っている。オーストラリアで、ぶつかりそうになったことをまだ根にもっているようだ。一気に、店の雰囲気が悪くなった。ジュンは寿司を食べ終えていなかったが、他のお客さんたちのことも考えて、席を立った。すると、佐伯が
「おい新人さん、ここは大人がくる店だからさ。お酒も飲めない子どもは来ちゃだめだよ」
と挑発してきた。ジュンは怒りにまかせて佐伯のところに向かおうとしたが、ジュリアに止められた。
「 Be silent . Become calm . 」
(静かに。冷静になりなさい)
とジュリアに言われ、ジュンは自分を取り戻した。向こうは怒らせて、トラブルを起こさせたいのだ。そうすれば、レース界から追放されるかもしれない。すると、佐伯の隣に座っていたサングラスの男性が
「うるさいな。ここは静かに日本料理を味わう店だ。佐伯、おまえ大人げないぞ」
と言いながらサングラスを外した。最高峰MotoGPクラスに参戦している岩上だった。佐伯は、
「すみません」
と恐縮していた。岩上はジュンに近寄ってきて、
「よく我慢したな。ジュンくんと言ったかな。こちらの素敵なお嬢さんは?」
「岩上さん、どうも。いつも、あなたの走り、参考にさせてもらっています。この女性はチームメイトのハインツの妹さんで、ジュリアさんです」
「あー、あのアグレッシブなハインツの妹さんね。Nice to meet you . 」
二言三言、岩上はジュリアと挨拶を交わしていた。さすが、ヨーロッパで何年も走っている、いわば日本代表である。スマートな対応だった。ジュンは岩上に丁寧に挨拶をして店を出た。ジュリアが腕をつかんで寄り添ってきたが、拒否しなかった。ジュリアが身近に感じるようになってきていた。
日曜日、今日も晴れ。地中海は青く澄み渡っている。これだけの大都市なのに、こんなきれいな海があるというのは、ジュンにとっては驚きだった。きれいな海を残そうという沿岸の人々の気持ちがすごいと思った。
午前11時、第2ヒート開始。今回は昨日より2周多い。ふつうのレースだと 100km近くの距離を走るが、モナコではその半分程度だ。だから2ヒート制になっている。ふつうの距離では、タイヤがもたず、コースサイドのガードレールにぶつかりかねないのだ。それだけセーフティゾーンが少なかった。
ジュンは予選4番手。ポールは佐伯だった。2番手に鈴木、3番手はハインツ、ジュンの隣にシュワンツマンがいる。佐伯とシュワンツマンに囲まれ、ジュンはやや気分が悪かった。何かされるのではないかと思ったからだ。
スタート。佐伯のスタートが遅れた。後で知ったことだが、ガソリンをジュンたちより2割増しで入れていたとのこと。その分、遅れたのだ。ジュンは左によけ、ガードレールぎりぎりの走行を強いられた。スタートダッシュができなかったので、何台かに抜かれ、第1コーナーの先の上りにかかった。でも、今回は他のマシンに離されない。ギヤ比の変更が功を奏しているようだ。カジノコーナーを抜け、ミラボーへの短いストレート。一団になって突っ込んでいく。勝負のしどころだ。そこに、アウトからシュワンツマンが抜きにかかってきた。ストレートでは向こうの方が速い。しかし、何とかインをおさえることができた。きついヘアピンから90度コーナーを抜けトンネル通過。トンネルでラインを外すとスリップの可能性がある。きれいに清掃はされているのだが、細かいタイヤマーブル(カス)などが残っており、それを拾うと
タイムロスにつながる。
プールサイドもラスカスコーナーも抜くところではない。前のマシンについていくしかない。ミスをしたら負けなのだ。勝負は、広いメインストレート。ここでシュワンツマンに抜かれた。ジュンは最高速度を犠牲にした分、ここはつらい。一度前につかれると、なかなか抜けない。
5周目、メインストレートで佐伯にも抜かれた。このままではずるずる後退する。せっかくのギヤ比交換が無駄になる。ジュンは前の佐伯の走りを見ていた。第1コーナーと上りはついていける。ミラボーの手前のストレートで少し離されるが、コーナーで追いつける。ヘアピンは全車がゆっくりで抜くのは至難の業。90度からのトンネルまでの立ち上がりは向こうが遅い。そこからはスキのない走りをしていた。こうなると、トンネルで抜くしかないと思うジュンであったが、それはファイナルラップしか使えない。タイヤマーブルを拾ったら、後はタイムが落ちるだけだからだ。
8周目、サインボードは「P7」を出していた。昨日よりはましな順位だ。でも、KT社の中では最後尾だ。せめて佐伯かシュワンツマンの前に出たいと思っていた。
9周目、メインストレートで佐伯がシュワンツマンを抜いた。チームオーダーが出たわけではないだろうが、シュワンツマンのスピードがやや落ちている。
10周目、上りでシュワンツマンを抜けた。立ち上がりではギヤ比が低いジュンが有利だ。シュワンツマンにストレートで追いつかれると思ったが来なかった。後で知ったことだが、ミスファイアを起こしていたとのことだった。
11周目、上りで佐伯に追いついた。そのままスリップストリームでメインストレートをむかえた。ここでも離されない。佐伯もトラブルか?
12周目、ファイナルラップ。勝負の90度コーナーでジュンは佐伯のアウトにでた。トンネルで並んだ。暗闇のドッグファイトだ。トンネル出口で、ジュンがリードした。シケインをうまく抜けた。佐伯はスピードダウンしている。やはりトラブルか
その順位でフィニッシュできた。5位。昨日よりは順位アップ。ハインツは4位だった。優勝は鈴木。ハインツに5ポイント差まで迫ってきた。佐伯は10位でフィニッシュ。ポイントは85。ジュンは79なので、6ポイント差だ。チームは歓喜ではないが、まずまずの順位でホッとしていた。となりの佐伯のチームは最悪の雰囲気だった。シュワンツマンは結局リタイア。チーム戦略の失敗だったからだ。インジェクション調整をしたがために、ミスファイアを起こしたとしか考えられなかった。
その日は、MotoGPのレースをパドックから見た。さすが最高峰のレースだ。迫力がまるで違う。マシンの最高速度の差がほとんどないので、コーナーリングがうまいライダーが速い。圧倒的にH社のマシンが有利だった。岩上は、トップ集団につき、結局3位に入った。初の表彰台となった。表彰台独占でH社のピットはおまつり騒ぎとなっていた。
夜は、モナコのホテルに泊まった。モーターホームのベッドよりは、はるかに寝やすい。値段はバカ高かったが、5位入賞で報奨金が結構入ることになる。1年に1回の贅沢と思っていたが、元々はハインツが予約していた部屋だった。ハインツはスポンサーのお呼ばれでパーティーに出て、そのまま別のホテルに泊まるらしい。
朝、目を覚ますと、ベッドの隣にジュリアがいた。びっくりした。
「 Why do you stay here ? 」
(どうしてここにいるの?)
と聞いたら
「 My brother had been reserved with me . 」
(兄が私といっしょの部屋を予約していたの)
ジュンは、ハインツが妹と一緒の部屋を嫌がってオレにおしつけたと思った。すると
「 Last night , you had already slept . 」
(昨夜、ジュンはもう寝ているんだもん)
とジュリアは言い訳をし、加えて
「 Your sleeping face was pretty , I could not wake up to you . 」
(あなたの寝顔がかわいくて、起こせなかった)
と言ってきた。ゆっくり眠れたことに
「 Thank you for your kindness . 」
(あなたの親切ありがとう)
と言ったところで、ジュリアが横で寝ていたことに、ジュンははたと気付いた。思い切って聞いてみた。
「 Last night , did I make anything to you ? 」
(昨夜、オレはあなたに何かしましたか?)
すると、すぐに
「 Nothing . 」
(何も)
とジュリアは答えた。でも、ニヤッと笑って
「 But , ・・・・・kiss & grasping hand . 」
(でも、・・・・・キスと手を握ったわね)
キスと聞いて、ガーンとなった。でも、自分からしたわけではない。きっとジュリアからせまってきたのだろう。その光景を想像すると、ぞっとした。でもそれ以上にはすすまなかったようである。まずは安心というか・・・せっかくのチャンスを逃したか複雑な思いだった。そこにハインツがやってきた。にやにやして、ジュンを見つめていた。
3人一緒に朝食をとった。ゆったりした朝食だった。ホテル代はハインツが払ってくれた。機嫌がよかったかららしいが、ハインツにすればドッキリをしかけたのがうまくいっておもしろかったのかもしれない。
ハインツはBMWでチュリニー峠に行こうと言い出した。あのモンテカルロラリーで有名な峠である。夕方のニース発の飛行機には間に合うということだった。ハインツは自宅からモナコまで車で来ていたのである。ジュリアも夏休みに入り、ヒマになったので乗り気だった。途中、鷲の巣村で有名なEZE(エズ)に寄った。地中海沿いにある高台の村である。昔は要塞があった。途中の道で、脇を見ると絶壁だった。右側は岩壁だが、左側の車線の向こうは低いガードブロックがあるだけで、はみ出したら即転落。死亡間違いなしだと思った。パーキングに車を停め、30分ほど坂道を歩いた。まさに中世の世界だ。細い道を登り終えると、要塞跡にある植物園に着いた。きれいな花々が咲き誇っていた。そこに、女性の彫像があった。バックに青い地中海が見え、とても画になるところだった。ジュリアがその前でポーズを取っていたが、スレンダーな彫像の前ではジュリアがぽっちゃりさんに見えた。ハインツは笑っていた。
エズから1時間ほどで、チュルニー峠にさしかかった。中央の車線はない。対向車が来たら、どちらかが譲らなければ通れない。それよりも怖いのは、片側は低いブロックで絶壁。反対側は岩がごつごつ飛び出した岩壁。どちらも怖い。カーブはほとんどがUターンと同じだ。そこをハインツがおもしろいようにドリフトで抜けていく。カーブのたびに80km/hを出す時もある。ラリー車は、100km/h で走るそうだ。信じられないスピードだ。やがて標高1608mの峠に着いた。6月の今は、とても景色がいいが、ラリーは真冬。あたりは一面真っ白だ。
プチホテルのレストランに入った。レストランの壁にはラリーの写真やサイン・ペナントが飾られている。6月は、まだバカンス前なので他に客はいなかった。メニューを見ても食欲は出ず、コーラとハンバーガーを注文した。ハインツたちはパスタを頼んでいた。しばらくして、ハンバーガーが出てきた。すると、パンではなく、ハッシュドポテトのバンズだった。(失敗した)と思いながら、一口食べたらポテトの甘さを感じ、なかなかの味だった。カウンターにいるスタッフに、親指を上げてフランス語で
「 Ce bon ! 」
(おいしい)
と言ったら、ニコッと喜んでくれた。するとジュリアまでハンバーガーを注文し直した。ハインツは二人分のパスタを食べるはめになった。
ニースまでは、1時間の下り。右に左に揺れ、吐きそうになった。ジュリアも兄の
BMWでミュンヘンまで帰る気になれず、飛行機の空席があったので、飛び乗っていった。ヨーロッパ内は、日本の国内線感覚である。ハインツは、夜中ずっと運転すればミュンヘンに着くと言っていた。とんでもないスピードで行くのだろうと思った。でも、後で調べたらニースとミュンヘンは600kmほどの距離だ。高速道が完備しているから5時間ぐらいで着くのである。後でハインツに聞いたら、4時間で着いたとのこと。完全にスピードオーバーだ。
次戦は、地元オーストリア。負けられない一戦になる。気持ちを引き締めるジュンであった。
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