第10話酔人のため息(最終回)

なんだろうか?僕は健常者と言う言葉が嫌いだ!

何を根拠に、健常者と障がい者に線引きしているのだろうか?

僕は健常者として、仕事思っいっきり頑張って、病気して15年間障がい者として辱しめに合っている。

僕は精神障がい者だが、精神障がい者は気の遣いすぎの人間が多いような気がしてならない。

普通の人が、えっ、そこまで考えて行動してるの?って、言うくらい他人に気を遣う。

先を読み過ぎるのだ。

将棋を指しているのではないのだから。

後、寝る時間に寝ない仕事を週2くらいならいいが、週3回早朝から早朝まで働くと、人間は壊れる。

僕は極度の不眠症。

だから、毎日、夜中の3時くらいには起きて活動している。寝たいのよ。でも、精神か身体か分からないが、病気が僕を睡眠不足にさせる。

そして、徐々に衰弱し会社を辞める。

この繰り返し。

だかけども、僕は学習した。キツい時は遠慮せず休む。

今、簡単には休める環境にないが、休んで身体を慣らしてきた。

転職はずっと未来の話し。


でも、ここの作業所の給料だけでは足りない。いつかは、転職しないといけないが、まだ動いてはいけない。

焦る自分を焦るな!と、言い聞かす。

慢性の気管支喘息の治療も始まった。

僕が8時間働くことがどれくらい難しいか理解している。

それが解っていても、働きたい。

もう、15年間障がい者として生きている。

ある政治家が、生産性のない障がい者は云々と言ったが、酷い事を言うよね。

言っておくが、今は健常者としている人間がいつこっちの世界に入るのかは分からないのだ。

生まれつきも、過労でも、事故でも、みんなフラットなのだ。

最後に言いたい。

世の中、色んな障がい者がいます。

その人たちにもっと活躍の場を設けて下さい。

僕も、その中の障がい者の1人です。



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ハヅルおじさんの四方山話 羽弦トリス @September-0919

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