こわい話

 これは、友人に聞いた、こわい話、なのですが。


 あ、こわい話、というのは、僕がこの話を友人から聞いたときに、こわいな、と思ったから、こわい話、と表現した訳ですが、もしかすると貴方にとっては、それ程こわくない話なのかもしれません。


 でもそうなると、僕がとんでもない、こわがりであるように思われてしまうので、やはり、貴方にとっても、こわい話であってほしいな、と思います。


 これは、こわい話です。


 僕はこの話を友人から聞いたときに、こわいな、と思いました。

 きっと、貴方もこわいな、と思う気がします。


 もしかすると、10人に1人ぐらいはこの話をこわくないな、と思う人がいるのかもしれません。

 でも、ほとんどの人は、この話をこわいな、と思うはずです。


 これは、友人から聞いた話です。こわい話です。


 この話を聞いた貴方は、こわいな、と思うに違いありません。

 なぜなら、僕がこの話を友人から聞いたとき、こわいな、と思ったからです。


 この話がもし、こわい話ではなく、こわくない話だったら嫌だな、と僕は思います。僕は、この話を聞いたとき、こわいな、と思ったからです。


 でもそれは、貴方がこわくないな、と思っただけで、僕にとってはこわい話であることには変わりないのです。


 だから、これからする話のことを僕は、こわい話、と断って話すことにしました。

 貴方にとっては、こわくない話なのかもしれません。

 

 もしそうだとしたら、ごめんなさい。

 僕にとっては、こわい話なのです。


 さて、これは、友人から聞いた、こわい話、なのですが。


 最後まで聞くと、本当にこわいな、と思うはずです。

 でも途中まで聞いたら、大してこわくない話かもしれません。


 だから貴方には最後までこの話を聞いてほしいです。

 そして、こわいな、と思ってほしいのです。


 僕は最初に友人からこの話を聞いたとき、こわいな、と思いました。

 それは今まで聞いた中で1番こわい話、という訳ではないですが、とにかくこわい話だな、と思ったのです。


 もしかすると貴方にとっては、それ程こわくない話なのかもしれません。


 でもそうなると、僕がとんでもない、こわがりであるように思われてしまうので、やはり、貴方にとっても、こわい話であってほしいな、と思います。


 それでは、そろそろ本題に入ります。


 これは、友人に聞いた、こわい話、なのですが。


 あ、こわい話、というのは、僕がこの話を友人から聞いたときに、こわいな、と思ったから、こわい話、と表現した訳ですが、もしかすると貴方にとっては、それ程こわくない話なのかもしれません。


 でもそうなると、僕がとんでもない、こわがりであるように思われてしまうので、やはり、貴方にとっても、こわい話であってほしいな、と思います。


 これは、こわい話です。

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