第2話 機械からの支配
「うわぁーー」
壮大に広がる国。いったいなんの国なんでしょう。門番の方に聞いてみましょう
「あのすみません。この国はいったいどのような国ですか?」
「ああ、ここは進んでいる国だよ」
「へー、何がですか?」
「何もかもさ。例えば誰でも魔法が使えたり・・・」
ええ!私はその言葉に驚きを隠せなかった。元々魔法はそこらじゅうにあるマナを吸収し、魔法を使います。だからマナの扱いが下手な人は魔法が使えないのです。
「それはすごい。それでは入らせていたきます」
「ようこそ、進んでいる国へ」
入ってみてまず1番最初に目につくのはとても巨大なビル・・・
「やっぱり他の国とは全然違いますね」
ググ〜
あっお腹がなってしまいました。何か食べるものはないかしら。
「あそこにしましょう。」
私は走ってそこに行く
ガラガラ
「いらっしゃいませ。お客さま何名ですか」
入店時に聞こえる機会の声。
「1名です」
(もう人がやらないのですね)
その見た目はまるで人間のようで、声を聞かなきゃ分からなかったです
「それではあちらの席にどうぞ」
私は席にドスッと座る。
「はぁ〜何を食べましょう」
私はタッチパネルを操作してメニューを決めていく。
「あっこのハンバーグ美味しそう」
選択し、注文のボタンを押して店側に送ったらすぐに
「ハンバーグです。出来たてですよ」
(へっはやすぎないですか?)
明らかにおかしいと思った私は杖をもち厨房を見てみようと思いました。杖をふると目の前に丸ができ、そこからどう調理しているか分かります。
ビィーー
そこに見られるのはレーザーでなぜだか料理があっという間に作られるのが分かります。
(ああやって作っているのか・・・ちょっと食べたくなくなってきたな)
私は恐る恐るハンバーグを口にし
「あっ美味し」
思わず口にした美味しいの言葉。三ツ星シェフの料理を食べてる気分でした。食べたことないですが。
全部食べましたが不思議な気持ちですね〜
そしてそのまま歩いているとガラス越しにテレビのモニターが沢山置いてあります。
「へ〜すごい」
私の国ではテレビなんてなかったですもの。テレビからショッピングのチャンネルが流れている
「なんとこの誰でも魔法が使えるようになる腕輪、今ならなんと39000のところ今ならなんと29000・・・」
棒読みで語られていきますが胡散臭すぎでしょうと思いましたが、周りの人を見るとみんなが腕輪をしていました。この国は魔法が使えない人しか来ないのでしょうかというささやかな疑問をもちながら歩いていきます。
そこで私は怪しい所を発見しました。
そこからズラズラと沢山の人が店をあとにしていきました。
「怪しいですね。入ってみますか」
透明化の魔法をかけて潜入します。いやー難しいんですよねこの魔法。そこで私は衝撃的なところを目のあたりにします
人が入って別人になって戻ってくる・・・
「これは人が機械になってる・・・」
(すぐにここをでましょう)
一目散に走って出ます。
「ああー旅のお方。もう帰られるのですか?」
「ええ。特に全て見たので」
「素敵な国だったでしょう」
「ところであなたは機械じゃないのですか?」
その人の声は完全に人間でした
「僕は最新ver.だからね」
人を作る技術があるのですから声ぐらい人間に出来ますよね。いずれは人間なんていなくなる国になるのではないでしょうか
「進んでいますね」
「ええ、進んでいます」
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