佐倉有栖様、コメント失礼します。
とても考えさせられるお話でした。
『許さない』……一般的にはあまりいい感情を持たない言葉ですよね。
でも、その感情はとても大事なもので、絶対に無くしてはいけないもので。
無くしてしまったら、行き場を無くした感情が自身を傷つけてしまう。
しかし、無くさなければ他人を傷つけてしまう。
人を傷つけるのは良いことではないけれど、自身を傷つけるのもまた良いことではない。
なら、自分はその感情とどう向き合っていくべきなのか……?
なにか悲しさの残る。また、考えさせられるお話。
堪能させていただきました。
作者からの返信
第三者から好き勝手に許すことを求められても、譲れない線ってありますよね。
許せない気持ちはどうしても否定されがちですが、必要な時だってあります。
悪戯に気持ちを振りかざして他者を攻撃するのもいけませんが、気持ちを押し殺しても良いことはありません。
時間が解決してくれるものもありますが、そこまで待てない場合もあります。
そんな時に、気持ちを少しだけ吸い取ってくれる機械があれば良いのになと思いました。
とはいえ、現実にはそんな機械はありませんので、自分で折り合いをつけていくしかないですよね。
素敵なコメントありがとうございました!
編集済
すごく良かったです!
真意は闇の中でしょうが、彼にとっての「許さないでいてほしい」っていうのは、つまりは「それくらいに想う気持ちを持ち続けてほしい」っていう独占欲の形なのかなと読み取りました。
「ずっと許さない」っていうネガティブな想いが、「ずっと愛してる」っていうポジティブな愛の表現とも取れるっていうの、哀しくもロマン溢れる話だと感じました!
作者からの返信
ありがとうございます!
実はこのお話は、ゆるさないというお題をもとに書いたのですが、ネガティブな意味に聞こえやすい言葉だからこそポジティブなお話にしたくて、あれこれと悩みました。
なので、そう言っていただけてとても嬉しいです!