第5話
倒れながら、水を作り出して自分に被せる。
そして、鉄の針の魔法を応用して鉄のコップを作って、そこに水を注ぐ。
「……ぷはっ」
生き返った気がした。
ゲーム内なのに、おかしい気がする。
いや……これはゲームなのか?
「それより、お腹空いた」
疲れた体を起こし、倒れた魔獣の……いや、魔物の残骸を見る。
「これ、食べられるかな?」
レッサーパンドラゴン、おいしいのか……というか食べられるのか。
「ものは試しかな」
刃物を作り出して剥ぎ取る。
やり方はわからないから適当に。
「サバイバルしてる気分だ……」
ラブファンだと自動で解体されるし、実際に解体なんてやってことない。
ネットとかで拾ったなんちゃって知識くらいだ。
「ま、食べられたらなんだっておなじか」
切り取った肉を直に焼いたりして食べた。
「まずくは……ないか」
薬味がほしいと思った瞬間だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます