第3話
レッサーパンドラゴンに追いかけられてるなう。
「なんて軽口言ってる場合じゃないいいいいいっ」
全速力で走る。
基礎体力強化の魔法使えたら楽なのに。
「ひぃいっ」
子供なら容易に潰れそうな岩が飛んできて、それを必死に躱す。
魔法使えたらなあ?!
「そういえば魔法……」
ウィンドウが開けないことに動揺して、魔法のことをド忘れしていた。
ウィンドウ開く=魔法使用だったから、使えないものかと思ったけど、これがリアル重視なゲームなら、感覚に頼った魔法の使い方もあるのでは?
「わあっ!?」
考え事してて、危うく踏み潰されそうになる。
ただ走るだけでは、ここを自分の庭としているレッサーパンドラゴンに追いつかれるのは当然のこと。
このままでは死ぬのは時間の問題。
試してみるしかない。
「できるかな……いや、やるしか、ない!」
魔法とは、体内に巡る魔素を魔力に変換し発動する。
よって、血の巡りのように体内の魔素を感知し、そしてそれを魔法として発動するには想像力や感覚が大事だ。
しかも、その流れをこの逃げながらの状態でこなすには……少し難易度が高いが、
「燃える!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます