一章 4
「なんでここにいるんだよ?」
「来ちゃダメな理由でもあったりするのか?」
「お客じゃないなら営業妨害だ」
それは次の日のことだった。時刻は深夜〇時を回ったくらい。相変わらず、大通りだというのに人っ子一人としておらず、道路を挟んでずらりと並ぶ住宅街には明かりが一つとして灯っていない。そんな暗闇の中でガソリンスタンドに併設されたプレハブの灯りだけが仲間外れにされたかのように、申し訳程度に灯りを発している。そして、そのプレハブの中で男女が折りたたみ式の簡素なテーブルを挟んで向かい合うようにして座っていた。
「でも、どうせ暇なんだろう?」
「まぁ、暇だけど」
「ならいいじゃないか」
彼女は相変わらず、細い体には似つかわしくない自動小銃『AKM』を持ち、深々とパイプ椅子に腰掛ける。
「そういう訳じゃなくてな」彼は一つため息をついてから目の前に座る少女に目をやる。
「今日は何か用事でもあって来たのか?」
「いや、特にこれといった用事はないよ」
メリッサは手を空中でヒラヒラと振って否定の意味を示す。
「じゃあ、ホントに何しに来たっていうんだ?」
「んー。何しに? って質問にそのまま素直に答えるなら、安全確認ってところかな?」
「安全確認?」
「そうだ、アンタのね。昨日の今日だし、また変な奴らが襲ってきたら危ないだろ?」
彼女は、昨日は一人だと対処仕切れていないみたいだったしねー。と軽い口調で言うと足を組む。が、その際に机の天板に足をぶつけて鈍い音を鳴らす。
「ま、それには感謝するが……、君は用事とかないわけか? 俺はここに座ってるだけでアルバイト代は貰えるんだが、君からするとここにいるメリットはそんなに無いと思えるんだけど?」
「メリット、って言われると、無いけどさ、やっぱり無辜の一般人が巻き込まれてしまうのは心配なんだよ。それに、ここにいて、アンタが無事かどうか見張るってことはアイツらに好きにさせないっていうことにも繋がるんだし、ボクの大きな目標の中にそれは含まれてるってことだよ」天板にぶつけてしまった膝を軽く手のひらで摩りながらメリッサは柔らかく笑う。
「大きな目標ってのは、ギャングを潰すってやつか」
「ま、そうなるね」
「……」
彼は改めてその言葉を聞かされることによって「やはり彼女は普通ではない」と、この場で認識を重ねる。
「深く考えなくてもいいよ。んーとね、こう考えるとわかりやすい。アンタを守りたいからボクはここにいる。……ってあれ、これじゃあなんだかボクがヒーローみたくなっちゃうね。そういう柄じゃないのに」言いながら彼女は自傷気味にカラカラと笑う。
「ま、でも正直助かるよ。昨日はまじで危ないところだったし、君がいてくれると安心だ」
「そう言ってもらえると、なんだか信頼されているみたいで嬉しいよ」
「で? 俺からすればその話はかなりありがたいんだけど、君の目的にはかなり遠回りになってしまうんじゃないか?」
なにしろ、彼女は今まで自分からギャング達のいる場所に赴き、暗殺を重ねてきたというのだ(噂通りなら)。それなのに、今はこのようにして、来るかどうかも分からない敵をただ受け身状態で待っているだけ。効率的に考えればなんとも非効率極まりない。
「あー、それね。……ま、さっき言ったここにいる理由ってのは、ちょっとカッコよく言いすぎた。……ん? なんだその顔は、かっこいいとは思っていなかったのか? まぁいい。俗に言えば言葉を飾りすぎたっていったところかな」
メリッサはフゥと、一度ため息をつくと、先ほどまでの軽口を叩く様子とは打って変わって重い口調で口を開いた。
「居ないんだよ。まったく」
天井を見上げる彼女の表情をディリオンは窺い知ることはできないが、その顔は声のトーンから察するに、曇っているように思えた。
「何がだ?」
ディリオンの疑問にメリッサは親指を立てて、自分の座っている後ろを指さす。
そこにあるのは、プレハブの壁を通り越して、ガソリンスタンドの敷地を区切るブロック壁、そして、そのさらに背後には隣の通り(ストリート)。
「どうやら、ボクが仕入れた情報ではギャング達がどこかに隠れちまったらしいんだよ」
そう言えば今日に限ってはいつものような車の騒音や、騒ぎ声が聞こえてこない。
「なんでだ? 君の『ギャング狩り』に怯え始めたのか?」
「んー? そんなことはないだろう。だってあいつら連続してギャングが殺されてるっていうのに昨日も馬鹿みたいに通り(ストリート)で騒いでいたじゃないか」
「そうだな……」
……じゃあなんで?
「で、そこでだ。情報を集めていると、一つ浮上してくるものがあった」彼女は天井を見上げていた顔をストンと前に下ろすと、ディリオンの顔を真正面から見捉えた。
「よからぬギャングが殺されたらしい」
「よからぬ?」
その不透明が過ぎる言葉にディリオンは首を傾げるしかない。
「そうだ」そして、彼女は鋭い目つきでプレハブの小さな窓の外を見やる。その視線の先は、
「……」
「気がついたか? そう。昨日のあいつらだよ」
メリッサが見定めていたのは、昨日の夜に黒いバンが停車していた辺り。
「あいつらが?」
「情けない話、ボクも気がつかなかったけどな。どうやらそうらしい」
「っていっても『よからぬ』ってどういうことなんだよ? イマイチ理解に欠けるんだが?」
「ま、一般人のガッソーの店員であるアンタからすればそうかもしれないね。でも、ギャングの中じゃかなり有名」
彼女はそう言うと、パイプ椅子の隣に下ろしていたリュックを拾い上げて中を物色し始めた。
そして、
「……なんで、地図……?」
ディリオンは視界に入ったものに、口から疑問を飛び出させる。
「ま、それは今から分かるから」
彼女はリュックに収納するために丸めていたそれをテーブルに広げる。どうやら展開するとかなりの大きさがある地図らしく、それだけで机の上が一杯になってしまった。
「これは……、アメリカ合衆国の地図か?」
ディリオンは広げられた地図の形を見とって反射的に声を出す。
「そうだ。で、ボクたちがいるのがここだ」メリッサは言葉と同時に指を動かして、ある一点で停止させる。「ここ。アメリカ合衆国南部、ニューメキシコ州、アルバカーキだな」
彼女の指は地図上に表記されている『アルバカーキ』の文字をなぞる。そしてその辺り一帯は太いマーカーで描いたかのような赤線で囲まれていた。
「なんだこの赤色の線は?」
「それはアルバカーキのギャング勢力圏を囲ったもの。これより外にはギャング達は活動範囲を広げていないみたいだけど、この赤線の内側は奴らの巣窟だよ」
そして、もちろんその赤線の内側には自分たちが今いる場所も含まれている。
「で、『よからぬ』ってのはどう繋がるんだよ」
「慌てるな。まだ〇時だろ? ディリオンが勤務を終えるまでまだまだ時間がある。急がずに話を進めよう」
なんで勤務時間がバレているんだ? と思ったりもしたが、週五で夜勤に就いていることは思い返すと昨日の長話のうちに話してしまっていた。
「まぁ、結局夜勤は暇だからいいけどよ、それでどうしたっていうんだよ」
メリッサの言葉通りこれといって時間を急ぐことはないので、彼は彼女に任せるように話の主導権を譲る。
すると、彼女はディリオンが腰を落ち着けたことを見て取り、一つ頷いてから話を始める。
「ま、このアルバカーキだけどさ。アンタも住んでるからわかると思うんだけど、ちょっと普通じゃ無いんだよ」メリッサは赤色のマーカーで書いた円を指でなぞって何周もする。
「それは、ギャングがいるってことに関してか?」
「ま、一言で言い表すとそうなるな。だってアメリカでギャングがこんなにも大量発生している地域なんて他に聞いたことがあるか? ……ないだろう。なにせ、一九九〇年代時点で少なくとも約六〇〇〇人のギャングがいたんだ」
「どうして一九九〇年なんて昔の話をするんだ? 君の目的と照らし合わせて考えても現在の人数を知っていないと意味がないんじゃないか?」
ディリオンは至極真っ当な質問をしたつもりだが、それに対してメリッサは顔をしかめる。
「あー。それね。実際、今のところは分からないんだよ」
「わからない?」
「そ、元々は警察がギャングの人数を公表していたらしいんだけど、その公表される数が年を越すごとにどんどん大きくなっていってね。で、それがギャング達の虚栄心を満たすことに繋がるってことになって、ギャングの数の公表が中止されることになったの」
彼女は薄味のポテトチップスを食べるように、すこしだけ顔をつまらなさそうにする。
「なんで増えたギャングの人数を公表することがギャング達の虚栄心を満たすことに繋がるんだ?」
「ん? だってそれは簡単なことじゃないか? だってアイツらの人数が増えるってことはその分だけこの街のギャングの密度が高くなるってことだろ。つまり言い換えると、この街を支配する割合が増えてるってわけだ。それを敵対勢力である警察が声を大きくして言うと、敵が自分から『負けました』って言ってるみたいに感じてギャング達は気持ち良くなってしまうんだよ。ま、馬鹿な話だとは思うけど」メリッサは心底つまらなさそうに言うと、地図に目を下ろす。「で、今、ボク達がいるアルバカーキなんだけど、ギャングの総数は未知数だとしてもギャング組織(ファミリー)自体の数は大体判明してる」彼女は右手の人差し指で雑に赤線で囲った内側をなぞり、「組織(ファミリー)の数は大小合わせて三〇〇。組織(ファミリー)だけでこれだ。それに所属している奴らの人数まで考えると頭が痛くなる。なんせ、大きな組織(ところ)だと所属人数が五〇〇を超えるって話もあるんだから」
本当の意味で一般人であるなら、これほどまでの大多数の情報が一気に頭に飛び込んでくれば目眩でも引き起こしてしまいそうなものだが、ディリオンの場合、彼が知る五年前の内情とさして変化しているわけではなかったので意外とすんなりとそれらを受け止めることができた。
「……驚いた。あんまりリアクションを取らないんだね……」
どうやらメリッサ側からしてもかなりの情報だったらしく、反応を示さないディリオンに逆に驚いているようだ。
「あ、いや。あまりの情報で言葉が出なかっただけだ……」
ディリオンは取り繕うようにして、言葉を選んで紡ぐ。
なにせ、彼はメリッサに対して自分が元々ギャングに所属していたということを話していない。それは単純に『ギャング狩り』である彼女からの攻撃を恐れていることもあるのだが、なによりもそれを口に出さない理由は自らがその記憶を掘り起こしたくないからだ。
「……、そ」
正直に言えば、ディリオンは彼女も知らないであろうギャングの総数も大体は予想がつく。だが、それを話してしまえば自ら墓穴を掘ることになるので口には出さない。
「それで、そのギャング達がどうしたって?」
彼は自分の中に隠している事実に気づかれないためにもメリッサを見るのではなく、彼女の指が置かれている地図だけを視界に留める。
「……そうだね、話を戻そうか」
メリッサは一瞬何かを考えている様子だったがディリオンの声によってそれを中断する。
「で、だ。ボク達の今いるアルバカーキには大小合わせて三〇〇のギャング組織(ファミリー)があるって話だけど、その内でも特に影響力を持つギャング組織(ファミリー)がある」
彼女は言うと同時に自分の羽織っているパーカーのポケットに手を突っ込んで何かを取り出した。
「なんだこれ……?」
そして取り出されたそれは数枚のコインだった。コイン同士が重なっていて正確な数は瞬時に数えることができないが、目視で数えてみると一〇枚に届かないくらい。
彼女はそのうちの二枚を左手に取ると、自分のポケットに仕舞い直した。
「ま、こういうわけ」
そしてメリッサは残ったコインを赤線で囲まれた地図の内に一つ一つ並べていった。
「どういうわけだ?」
ディリオンは内心では彼女が示さんとしていることを薄々と理解しながらも、あくまでギャングとは無縁であることを装うために疑問口調で尋ねる。
地図の赤線内側に並べられたコインは合計で六枚。
「一般人だからアンタは聞いたことないかもしれないけど、ギャングに少しでも精通している者なら誰でも知ってる簡単な話さ」
メリッサは一列に並べられたコインを輪を作るようにして全体に大きく広げていく。
「これは?」
「六枚のコインをただ並べたわけじゃない。このコインが表しているのは、」
お前はどう思う? と、メリッサが地図上から目線を外してチラリとこちらを見やる。
それにディリオンはかぶりを振る。
「ま、そんな簡単にわかるわけないか。じゃあ説明するけど、これはアルバカーキに存在すると言われている三〇〇のギャング組織(ファミリー)の頂点六つの組織だ」
「頂点なのに六つ?」
他にも色々と着眼点があるはずだが、まずディリオンが疑問に思ったのはそこだった。
なにせ、頂点という言葉を使っているのに、そこに収まるものが六つもあるのだ。
「これは言葉の綾だな」メリッサは一度顎を手で擦ると、一つため息をついてから説明の続きを始める。「いや、言葉の綾だとは言うが、そう言わないといけないというべきなのか、……まぁいい。わかりやすく言えばこういうことだ。六つがあるからこそ、今の現状を保てているというべきか」メリッサは輪を描くように並べられたコインの一つを人差し指で押さえつける。
「例えば、だ。この一つのギャング組織(ファミリー)がこのアルバカーキを仕切っていたとしよう。するとどうなると思う?」
「……、独裁? みたいなものか?」
「正解だ」
「でも、一つじゃない。……だからこそ一つじゃない」
次に彼女は広げた六つのコインを手の中にギュッッと収める。
「その六つが強大(均等)な力を持っていたとしたら? ……一つの組織(ファミリー)が絶対的な力で、アンタの言葉を借りるなら独裁するという状況を保てなくなる」
言葉と同時に手の中に留めていたコインを手放し、もう一度アルバカーキの名が示されている範囲の中に放出していく。
「なるほど」
正直な話、ディリオンは彼女がなにを言いたいのか初めから理解はしていたが、それでも今一度それを理解したことを示す。
「わかった?」
「ああ。つまりは、力の分散をすることによって一大巨頭の完成を塞ぐ。そういうことだな?」
「そう」
メリッサは満足げに頷くと、コインをもう一度丁寧に並べていく。
「それがこの六つのコインが示すものというわけか」
「その通り」
メリッサはコインの一つを手に取ると、それをプレハブの小さな窓にかざした。
「ボクが今手にしているコインはアルバカーキの六つの巨大ギャング組織(ファミリー)の内の一つ『MH』を示す」
「……『MH』…………」
ディリオンはその組織(ファミリー)の名を口の中で小さく反芻する。そしてそれと同時に彼の心を抉るかのように過去が急激に襲い掛かってくる。が、それは彼の心をどれだけ締め付けようと外傷になるようなものではないので、メリッサは変化に気がつかない。
「そ、ボクが昨日その内の一人を殺した」
「……」
彼女の視線の先にある地点を振り返って確認すると、そこには何もないかのように思えるが昨日は黒いバンが止まっていて、……そして血溜まりが出来ていた場所だ。
「『MH』っていうのはさっきも説明した通り、このアルバカーキにいるギャング組織(ファミリー)の頂点に君臨するような奴らだ。もちろん所属しているメンバーだってそんじゃそこらの質じゃないだろうさ」
ゴクリと彼の喉が鳴る。
これは彼女の前でギャングとの関係を暴かれないための演技でもなんでもない。ただ単純にその組織『MH』のメンバーを殺害したという彼女の度胸、そしてなにより、それが判明した後でも落ち着いていられるその精神に驚いたのだ。
「でも、その『MH』ってのはこの地域じゃ頂点に立つような集団じゃないのか?」
彼の声は恐怖からか、いや、それとは対極の『希望』からか、微かに震えていた。
「そうだ。だからこそ、他のギャング達が身を隠した」
メリッサは手にしていたコインを地図の上に戻すと、真剣な口調で言う。
「今までの『ギャング狩り』……。自分で言うのはなんだが……、つまりボクが殺していたギャングは三〇〇ある組織の中でも上位にいるような奴らじゃなかった。だからそんな奴らの数人が死んだところで誰も気に留めなかった。多分、『ギャング狩り』なんてのは眉唾物で、きっとギャング同士の抗争か何かだと思っていたんだろうさ」だけど、とメリッサは一息ついて、
「今回は話が違ったんだ。昨夜この場所で死んだギャングはアルバカーキの三〇〇ある組織(ファミリー)の六つの頂点『MH』のメンバーだ。つまり、均衡が破られた」
「均衡?」
「……。言葉が適切ではなかったかもしれないが、どう言えばいいのだろう」
彼女は少し考えてから、
「そうだな。こう言えばわかりやすい。ギャング達は『ギャング狩り』なんて迷信を信じていなかった。つまり、こうなる」メリッサは一度深い息をすると、
「どこかのギャングが『MH』に仕掛けたと考える」
その言葉にディリオンは虚を突かれたような気分になった。
実際に『MH』のメンバーを殺害したのはメリッサだが、それを知らないギャング達からすればそう考えてしまうのは無理がない。そして『MH』に喧嘩を売るということは、自分たちのギャング組織(ファミリー)が『MH』から狙われることになるということだ。
つまりそれはアルバカーキに三〇〇あるギャング組織(ファミリー)頂点の組織から標的にされるということ。そして今日は彼女が言うように隣の通り(ストリート)から騒音の一つも聞こえてこない。
「今夜誰も騒いでいない理由がわかったよ」
「な、誰も居ないわけだろ」
ディリオンはこう考える。いや、誰でもこういう考えに至るだろう。
『MH』のメンバーが殺害された街で騒いでいれば自分たちが『MH』を殺害したギャング組織だと思われてしまう。なにせ、騒ぐという行為は自分たちの縄張りだと主張する行為と同義であるのだから。
「でも、そんな状況の中で動ける奴らはいる」
しかし、ディリオンの思考を中断するように声が飛び込んできた。
「?」
「分からないという顔をしているようだが、簡単な話だろ? ボク達以外に昨日の事実を知っている奴らは誰だ?」
「……」
一瞬、思考にノイズが走ったかのような感覚になり、彼女の言わんとしていることを考えていると、
「ほら、お客さんがきたよ」
それと同時、
「————『よからぬ』ギャングの登場だ」
つい先ほどまで無音だった大通りに地響きを鳴らすような音が渦巻き、複数台の車がガソリンスタンドに急速に集中し始める。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます