第21話 新人アリサの場合・エピソード①

某地方ヴァンパイアハンター協会支部


とあるお日柄も良い日

重要な実技含む泊まり込み研修会として、新人達数名〜


ワクワク期待に胸を躍らせる卵達、ヴァンパイアハンター候補者達がやって来た


「初めまして」

「おぅ、よろしっくなー」

「宜しく」

「ウォー仲良くやろーぜ」

「くぅ〜〜〜楽しみだぜ!!」


前職、出向元は様々で本当に色々


しかし全員アドレナリンで興奮、ドッキドキなのは共通していた



ピッカピカの新人5名が、割り振りの寮の部屋に荷を置くと直ぐに〜

たいして休憩も無く一気に研修会に突入した


履修科目を受けるべく各自好みのスポーツウエアを身につけ、指示のあった専用ブースに集合する



「ではあなた達は今後ミオさんが新人研修担当官です

彼女の説明と注意をよく聞くように」


総務部人事課の女性からの、通り一遍の説明




「お願いします!」

「うっっす」

「宜しくお願いします!」

「……」

「よろしく」



「教官をつとめるミオです、よろしく」



愛想を振りまくでもなく優しい励ましもすることなく、教官を名乗るミオという女性担当官はそれで自己紹介は終わり


サッサと後ろも見ずに目的の場所まで連れて行く


『え?……〜これだけ?!』


素っ気なさすぎじゃない?!



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