番外編2 転生したらいかにも悪役な男だったので逃亡することにしました。(〜断罪が嫌なので国外逃亡したら婚約者が寄ってくるんですが!?〜)

「あー今日も労働疲れた」


 今俺はレストランのバイト帰りだ。客のおいしいっっていう笑顔を見るとついつい頑張って疲れちゃうんだよな。明日もオールで入ってるし今日も早く寝よう。


「申し訳ありませんが、霧江橋雨様で間違いありませんか?」


「!?」


 え?誰だこの女は。まさか追ってか?


「やっと見つけた。あんた私に苦労させないでよ」


「もしかして、イーナか?」


 間違い無い。この声は俺の婚約者であるイーナ-イイコッカだ。俺の事クッソ嫌ってた筈なのにどうした?


「何か用か?言っておくが帝国には戻らないからな。俺はこの国で一流の料理人として生きていくとい決めたんだ」


「聞いてないんで」


「ひっどぉ」


「そういえば用件をまだ話ていなかったわね。取り敢えず眠って」


「え?」


 そうイーナが言った瞬間、電撃の様なものが見え、俺の意識が途切れた。


〜運び中〜


「ここは?」


 俺は足元にうっすらと明かりのある部屋で椅子に縛られていた。そしてそれを見下ろすイーナとイイコッカ国王とメグ。ん?メグ?


「メグお前なにしてんねん」


「……………………………」


「せめて何か言えよ」


「まぁまぁ橋雨、私が話そうじゃないか」


「そうだった。メグが居るっていう事のインパクトで忘れてたけど国王居んじゃん。用があんのはお前でいいのか?」


「ワシ、国王なんだけどな。まぁいい。用はただ1つのみ。橋雨君、霧江の名を捨てて新しい名を名乗るかこで死ぬか選びた「前者で」え!?即答しちゃうの?」


「しちゃう。俺もう雨森橋雨って名前で通してるから別に気にしないからなぁ」


「マジかい」


「用それだけならもう帰っていい?俺明日オールでバイト入ってるからもう帰りたいんだけど」


「あ、そうそう忘れてた。それなんだけどね」


「ま、まさか辞めろと!?」


 仮にそうだとしたら俺の夢潰れるんだけど。


「ちょっと似てるかなぁ」


「まじぃ?」


 マジだったら俺もう1つ隣の国に逃亡するけど?


「橋雨君今日からイーナの専属使用人兼料理人ね」


「「はぁ!?」」


 どゆこと?


――――――――――――――――――――――――

あともう一個ぐらい書きます。


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