番外編 転生したらいかにも悪役な男だったので逃亡することにしました。(〜断罪がいやなので国外逃亡したら婚約者が寄ってくるんですが!?〜)

番外編 転生したらいかにも悪役な男だったので逃亡することにしました。(〜断罪が嫌なので国外逃亡したら婚約者が寄ってくるんですが!?〜)

 ありえたかもしれないもう1つのお話です。あんま長くはしません。それではどうぞ!!



「え、だれこのイケメン」


 目が覚めたら全然知らない人だったなんてことある人いる?いないよね。


「痛ったぁい」


 凄い頭痛がした。思い出した。俺はトラックに轢かれたんだった。てことはあれは転生トラックで俺はこの男に転生したのか?いや、元から転生していて前世の記憶を思い出しただけか。


 記憶は完全に思い出した訳ではなく、まだ断片的だが、破滅フラグがバッッッッッッキバキに立っているが気にしないでおこう。うんそうしよう。


 てゆうかこれは夢じゃないのか?目が覚めたら病院のベットの上でしたとかあるんじゃない?


 ほっぺたを抓ってみる。痛い。ということはこれは夢ではなく現実だ。前世の記憶を思い出したばかりだからだろうか。なんというか、この世界での記憶と前世の記憶が混ざっていく感覚がある。なんとも奇妙な感覚だ。


「てかこいつ悪役すぎんだろ!!気にしない訳無いわボケ!!」


 そう。こいつは今までの行動のせいで破滅フラグがこれでもかというほど立っているのだ。婚約破棄してきそうな婚約者とかいかにもなハーレム系主人公とか暗殺してきそうなメイドとか親とか!!


 何これ?『極ハード極』ですか?四面楚歌もびっくりだよ。あ、待って、解決方法あった。


「逃げればいいんじゃん」


 国外逃亡しちゃえばよくね?破滅フラグの塊学園も無視して逃亡すれば生きれんじゃね?そうと決まれば貯金全部おろしてこよーっと。


〜30分後〜


「よし。結構な額あるな」


 全財産をおろしてきた。これであとは隣国のイイコッカ王国に逃げるだけだ。幸いにも俺には最強の異能力がある。それに婚約者がイイコッカ出身だからある程度の地理もわかる。


「最高かよ!!」


 てなわけで、まずは出国!!


〜5時間後〜


「ここがイイコッカ王国か」


 到着した。偽の身分証を発行したり生活必需品を買ったりして時間がかかってしまったが、無事王都に辿り着くことが出来た。


 安い宿を確保して、働き口を探す。幸いにもIn○eedみたいのがあったので、そこに行ってみた。


「これいいじゃん」


 俺は飲食店の求人があったのでそこに応募した。前世では料理がそこそこ得意だったので何とかなるだろう!!


 雇ってもらえた。これで金の心配も無くなった。これから俺の新しい生活が始まるんだ!!


〜そのころの帝国内〜


「霧江橋雨が行方不明だと!!探せ、なんとしてでも探すのだ!!」


 橋雨が行方不明になったことで、結構混乱していた。偶然王国が防犯カメラに映る橋雨を発見し、イーナが接触したのは、それの半年後の事だった。


――――――――――――――――――――――――

これを書きたかった。


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