番外編10 アニメ「サザエさん」を題材に総合格闘技が主題になる短編小説を書いてみて?
翌日の早朝、磯野家のテレビからは、熱狂的な観客の声が響いていた。
「今日は、全国大会決勝戦、磯野家のフグ田さん対決、怪物・桃太郎さんの試合が行われるんだよ!」
サザエはまだ布団の中で、これに聞き入っていた。
「おばあちゃん、今日も外に行くの?」
マスオは、サザエに声をかけながら、トーストにマーガリンを塗っていた。
「いいえ、今日は家で見るつもりよ。さっきテレビが言ってたでしょう?桃太郎さんってすごいらしいわよ?」
サザエは、少し興奮気味にメシを食べていた。
その夜、試合が全国中継され、家中からは総合格闘技の咆哮が響き渡っていた。
「フグ田さんが勝った!」
釣り竿を持って帰ってきた波平が喜び勇んで叫ぶ。
「桃太郎さんの負けだったけど、すごかったよ。あんなに鍛えられた筋肉を見たことがない。あの人、もっと若かったら蹴り飛ばされたかもしれん」と、熱く語っていた。
こうして、磯野家に新スポーツが生まれたのであった。
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